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カフェ選びの基準は可愛い店員がいることですよね。

「暑い…暑すぎる。」滴る汗をぬぐいながらスマホを片手に私はカフェを探していた。九月も中旬だというのに今現在福岡市の気温は30度を超えてる、今は色白の小柄で貧相な身体の私だが10年以上野球をしてきた元高校球児だ、暑さには強いはず…という考えは一瞬にして水蒸気のように消えていくのだった。

歩くこと10分くらい経っただろうかそれらしき建物が見えてきた、築40年といったところだろうか外壁は老朽化により所々ひび割れておりお世辞にも綺麗な建物とは言えない。想像していた建物とは似ても似つかない現実を突きつけられ、私の人生そのものだなと変な共感というか親密感を覚えてしまっていた。「なんだよ、全然おしゃれじゃねえじゃん隣にラブホあるし…雰囲気台無しだよ。てかホテル街にカフェつくんなよ!!」

期待していただけにこんな場所にあるのは残念だ、周辺はラブホテルやキャバクラに囲まれておりいかにもホテル街という感じでオシャレとは程遠く、雰囲気も決して入りやすいような場所ではなかった。

「帰ろう、今すぐに」、勉強ではなかなか答えが出ないわたしでも、答えを出すのに1秒と時間はかからなかった。しかし、私にはこのカフェに行きたいと思った一番の理由があるそれは雰囲気でも場所でも勉強ができるからでもない、店員がとにかく美人なのだ!女性にとったらどうでもいいことかもしれない、「カフェはコーヒーを飲むとこだろ!」と言われても仕方がないかもしれない、だが男性にとって美人カフェ店員というのはいるだけで心の癒しであり何倍もコーヒーが美味しくなる最高のものなのだ。いや、たとえコーヒー不味くてもその子目当てにまた来店するだろう常連になって仲良くなりラインを交換したいとまで考えるだろう。ホームページからみた店員は私の男性ホルモンを高める清楚系美人でいかにもカフェ店員という感じの女性が大勢いた。仮に健全な男性に理想の女性はどんな人?といったようなアンケートを取るとしよう、多くの男性は可愛い、綺麗、色白、優しいなどの多くの答えが出ると思うがその中でも清楚な女性と答える男性は多いのでないのだろうか?健全な代表の一人である私なら「カフェで働いてそうな清楚系美人!!」と先ほどの1秒を上回るタイムで回答するだろう。フリーターで予備校2年目の私を健全な男性の代表にしていいのかは少々疑問が残るが、せっかく汗水垂らしてここまで来たんだ一目でいいから見なければ損だ!勉強漬けの私にとって美人な女性と話せるなんて非日常は店員とお客様での関係でしか実現できないスペシャルなイベントだ。このイベントを逃すわけにはいかない、いや逃さない!

「前言撤回!!いざ理想の清楚系美人に会いに!!」この時、私の脳裏に勉強という二文字はまったくない代わりに女性という二文字は煌々と輝きを放ちながら深く刻まれているのだ。軋む扉を開けているこの瞬間は一層光を強くはなっていた、私の将来も見えなくなるほどに。

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