1-4.「なろう」すくわれたもの
6月21日 2/2
メッセージがきた。
短い内容だった。目を通したあとの私の感想は「あっそ」っていう酷く冷めたものだった。でも、だしにされた妹さんがかわいそうだと思ったから、一度だけメッセージ送ることにした。
向こうのエッセイ見に行くと、たしかにきれいに消えていた。
その時はね!後でまたなんかはえてたけどね!
とにかく私の目的は達成された。設定でランキング外した。これで私にとってこの騒動はおわり。
つかれた。ほんっとーにつかれた。
で、悲しくなった。こんなんが私の初投稿かーって。
ポイント増えるたびにびくびくして、ランキング上がるたびに、それ以上あがらないでええええってなんて思うの、きっと私ぐらいなんだろうなーって。
だってさ、このもらったポイントって、結局私の実力でもらったものじゃないからね。騒ぎに便乗したものだからね。
きっと、普通になにかを投稿してたら、ポイントなんて全然入んなくて。管理画面更新するたび0なのみて溜息ついてたんだろなって。で、奇跡的にポイントもらえたら、きっと、ひゃっほおおおおって小躍りしたくなるくらい喜んだんだろなーって。
そんな、普通の体験したかったなー。
書いたことに後悔はしてない。後悔はしてないけど、せつなかった。
メッセージがきた。
最後まで読んで、涙が止まらなくなった。
きちんとした創作活動されている作家の方から、「ありがとう」って言ってもらえた。
メッセージを何度も読み返して、そして、もらった感想も、何度も何度も読み返した。
やっと、やっと、書いてよかったって思えた。
ポイントも「評価」じゃなくて、「応援」だったんだって、素直に喜べるようになった。
本当に、心から、「大事な作品」と思えるようになった。
私のエッセイを読んでくださった皆様。
皆様のお陰で、私のエッセイは救われました。皆様の言葉がなかったら、私は、自分で書いたものを大切にすることはできなかったでしょう。
本当にありがとうございました。
明日で今回の話は終わりです。




