召喚
思いついたまま 初めて書いてみました。
さらっと読める コメディー?です。
こたつでぬくぬくしながら 漫画を読んでいた時
目の前に 5センチ程度の光の輪が現れた。
「・・・・・?」
みかんの皮を乗せてみると 吸い込まれていった・・・
・
・
・
※ ※ ※
大きな魔方陣を囲み 光の収束を待つ怪しい集団。
「勇者召喚の儀式は成功したか?!」
しかし 現れたのは・・・
「・・・?」
「?」
「・・・ゴミ?」
※ ※ ※
登校前 母親から資源回収に出す本を持たされ 収集場に行くと
誰かが 出したであろう大人のお姉さんの本(エロ本)の束が 30センチ大の光の輪に吸い込まれて行った・・・
※ ※ ※
勇者召喚という大義の為 頑張って儀式を行う集団。
前回同様 光の収束を待つ・・・
しかし 現れたのは・・・
「書物?」
「これは・・・!!」
「実に けしからん!」
「異世界にはこの様な けしからん書があるのか・・・」
ぶつぶつ言いながら 書物を読みふける怪しい集団。
※ ※ ※
母親が当てた旅行券で 屋久島へ旅行。
鹿児島からのフェリーで向かう途中 トビウオの群を発見。
1メートル大の光に向かって 吸い込まれて行った。
※ ※ ※
こころなしか ツヤツヤ肌の儀式を行っている集団。
光の収束を待つ間もなく 大パニックに・・・
「うわーーーーーーーーーーー」
「うぉーー!!」
「ギャーーーーー」
・
・
・
※ ※ ※
旅行も楽しみ 帰りの飛行機で
悪天候でもないのに 雷の様な光が走った。
※ ※ ※
憔悴しきった顔の 集団。
「これが最後の召喚になります」
魔王軍はすぐにでも 侵略してくるであろう距離にいる
緊迫した状況・・・
「勇者様・・・」頬を伝う涙
「助けて・・・」絶望の中 一縷の望みをかける集団。
眩い光と共に 地の底から唸るような音
ゴゴゴゴ
ゴゴ
ドカーンッ!!
「ひっ!」
「うわっ!」
大破した建物の上を 滑空する謎の塊。
滑るように 丘を削りつつ魔王軍へ 突っ込んで行く。
状況は よくわからないが 阿鼻叫喚・・・
※ ※ ※
こうして 魔王は倒され異世界に平和が もたらされました。