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―想いは
どこに行くのだろう…
それは舞い散る落ち葉のように
はらはらと…泣くように…降り注いだ
包装する彼女の手が―止まった
言葉を反芻する
彼女は手を見つめて―俯いたように―考えて
―言葉を探す…
描くことに何の意味があるのか
そうして―筆を捨てたことを思い出した
それでも今もまだ描き続けている
その―理由…
―まだ分からない…
でも…それを知りたくて
絵を描いている…
その道を行くことしかできない
そしてそこでの出逢いを重ねることでしか
道は描かれない
それがきっと―夢なのだろう…
包装を終えた絵―それは彼女にはただの後ろ姿にしか見えない
それでも―そこに違うものを見る人もいるなら
その人達のために―描くことはできるかもしれないと…思えたなら
それは―一つの救いとは言えないか…
―こんな…答えでよかったのだろうか…
迷いを示すように絵を差し出す手も何だか頼りなかった
彼女は絵を受け取り胸に抱える
あなたの絵はとても真っ直ぐに心に残る
―あなたに描いてもらえてよかった…
その女性はそう言って微笑んだ
それが―返答であるかのように…
―――……
彼女は一瞬言葉を失い―なんとか頭を下げる
それはふと溢れる雫を――隠すためだったのかもしれない




