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星座擬人化≪仮≫

恋人に撃ち落された日

作者: aria

星座擬人化のオリオン編

オリオン視点の話


恋人に撃ち落された日〜オリオン〜


星座になる前の私は野蛮な猟師と呼ばれていた

私はある人のために神になることを決め毎日勉強ばかりしていた


こんこんとドアをたたく音

開けるとにこやかに笑う女性がいる


そんな私には守るべき人がいた

アルテミス、月の女神と呼ばれていた

彼女は明るく優しくて、おまけに弓の名手だった



「また勉強?」

「まぁな」

ふわっと微笑みながら

「はやく神様になって、私に会いに来てね?」

「もちろん、ただその時は」

ぎゅっと手を握り

「君を私の妻として迎えに行きたいのだが」

ごそごそとポケットを探り小さな木箱の中からネックレスを取り出す

ニコリとわらう

「もちろん!待っているわ!」

目を潤ませ笑うアルテミス

お互いの首に着けあい笑った


幸せだった

こんな日々がいつまでも続くと思っていた


そんなある日

「大変だ!オリオンさん!!」

急いで入ってくるアポロン


「どうしたんだい?そんなに息をきらして」

かれはアポロン、アルテミスの双子の弟で太陽神と呼ばれていた

「ニンフが!海でおぼれてるんだ!僕、泳げなくて・・・今頼れるのはあなただけなんだ!

ニンフを助けてやってくれ!!!」

「わかったすぐにいく。案内してくれ!」

立ち上がるオリオン

「こっち!」手を引いて走るアポロン

このときアポロンが少し笑ったのを不思議に思った




「あそこだ!オリオンさんお願いします!」

海にはニンフと思わしき影が浮いていた

「どうするか・・・」

考えていると足元からカサリと音がした

「オリオンさん!足元に!!」

気がつくと、足元に大量のサソリがで出てきた。

まずい。これでは身動きがとれない!

「僕がサソリたちを鎮める術をかけますから!オリオンさんは早くニンフを!」

アポロンの声にうなずくと海へ走った

アポロンが術を唱えるとサソリはおとなしくなっていた

波の激しい海。急がなければ

ふと振り返ると浜にはサソリもアポロンも居なくなっていた

他に助けでも求めに行ったのだろうか・・・・・


やっとのおもいでニンフの元へ泳ぎついた

「はぁっはぁ!ニンフ!いまたすけにきっ・・・これは・・・?」

ニンフの腕をつかむとそれは木で組んだ人形だった

「まさか!!!」そう言って振り返ると

崖の上から誰かがが弓を放った


「!」

弓は自分の胸を貫いた

薄れていく意識の中で崖を見ると笑っているアポロンと呆然と立ちすくんでいるアルテミスが見えた


「・・・アルテミス・・・」

海に沈んでいきながら今までの事がよみがえってきた

アルテミス、君になにがあったのかはわからない、ただ、ぼくは

君に撃たれても、君をずっと・・・


「オリオンよ目覚めなさい」

ハッと目を覚ますと別途に横たわっており

目の前には老人が座っていた

「ここは・・」

「星界じゃよ」

そういうと箱を取り出した

その箱には一本の矢が入っていた

「・・・アルテミスの矢・・・」

そういうと老人はうなずき

「君も、アルテミスも騙されたのじゃ」

そういうとアポロンのしてきたことを言われた

ただ、それもアルテミスやこの世界の事を思いすぎた故の事だという事も聞いた

「彼女は君は悪くないといって君を生き返らせるように言ってきたのじゃが難しく

 せめてもの思いで星座として生まれ変わったのじゃが・・・

「そうだったんですか・・・」

うつむくオリオン

「そうじゃった、これをお前さんに返さねばな」

小さな木箱にオリオンのネックレスが入っていた

それを受け取ると首に着ける

「そのネックレスに感謝しなさい、それがなければ君を見つけることはできんかった」

「え?」

「深い海の底でそのネックレスは永遠と光り輝いておったそこを私の使い魔が見つけたのじゃ」

そういうと「オリオンの肩にポンと手を置き

「アルテミスは今でもお前を愛し、これからもお前以外を思うつもりはないと言っておった

 いつまでも忘れる出ないぞ。」

「・・はいっ・・・」

泣き崩れるオリオン

「私は・・これからどうなるのですか?」

そういうとオリオンは涙をぬぐいながらベッドの端に座る

「そのことなっじゃが・・・」

?を浮かべるオリオン

「君、わしのいる星座学校で教師をやらんかの?」

にこやかに言う老人

「せいざがっこうですか?」

まえにアルテミスから星座になるにはもともと星座として生まれたものが選ばれるか

 特例でしかなれなく、しかもゼウスのもとで訓練を受けなければならないと聞いた

「さよう、お前は、頭もよく人当たりもいいからの、ぜひお願いしたいんじゃが・・」

オリオンは少し考えた後

「お受けしましょう、あなたには助けていたオンがあります」

「そうか!助かるわい!」

手をたたいて喜ぶ老人

「そういえばあなたのおなまえをきいていなかったですね・・・なんとおっしゃるんですか?」

きくと老人はすっと立ち上がり杖を前についた

「オリオンよわが意思に従いし星の定めを受けるものなんじに我が真命を教えよう」

そういうとカンっを杖を床についた

すると円が描かれ光る

「わが名はゼウス、ギリシア神において最高神となるものなり!」しゃべっていくにつれだんだん声が若くなりさいごは青年の姿になった、老人はゼウスだったのだ


「このたびは私の息子が迷惑をかけたことを深く詫びたい申し訳なかった」

唖然とするオリオンは急いで床に膝をつき

「もったいないお言葉、私こそ数々のご無礼をお許しくださいませ」

ゼウスはニコリと笑って

「オリオンよアルテミスを幸せにしてくれてありがとう、君のおかげであの子は強くなったいつか頃合いを見てあの子に会えるようにしてあげよう、今は、耐えてくれるね?」

ゼウスがそういうとオリオンはぼろぼろと泣きながら

「はいっ・・ありがとう・・ございますっ・・・・・」

そういうとゼウスはオリオンの手を取り

「その強き瞳には、全天21星において1等星としての称号を与よう、君の活躍に期待しているよ」

オリオンはきりっと顔を上げ

「このオリオン、星の光が消えるまで貴方にお仕えいたします」

その言葉を聞くとゼウスはふと笑い消えた


オリオンは涙をぬぐって

「私はオリオン、全天21星が1等星なり!」

この日から私の星座としての生命が始まった

読んでくださりありがとうございました!

アポロン・アルテミス視点もありますのでよかったら見ていってください!

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