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第二話 -1

次の日――


巧達の家のリビングは重苦しい空気に包まれていた。


「むぅ……まさか静春がのぅ……」


静春の裏切り。誰もが想像もしていなかった。


「それと、金髪のガキだ。なぜオロチの力を使えるんだ?」


「わからぬ。一番可能性が高いのは、分散したオロチの力の回収忘れじゃろう」


双の問いになずなが答える。


「それはない。あたしの計算が間違っていたとでも?」


「つっかかってくるでない、パルティネ。可能性の話じゃ。封印が解けかかっているせいでオロチの力が漏れているってことも考えられる。ともかく、やっかいな二人が向こうについてしまったようじゃ」


そのとき、陽芽がリビングへと来た。


「電話してきました」


「うむ、ご苦労じゃった」


なずなに頼まれ、朱伽の保護者にあたる大神(おおがみ) (さき)に連絡してきたのだ。


「咲さん、三森さん、阿坂さんも動いてくれるそうです」


「そうか、助かる。我々も動こう。まずは朱伽が連れさられた現場じゃ。何か足取りがつかめるものがあるといいんじゃが」

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