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例のアレ② (幣原)

 この部屋にアレは確実にない―――。


 俺は悟った。

 この監獄のような部屋をすみずみにわたって探しても何処にもない。

 本当に盗られたんだ。

 こんなところに俺を閉じ込めやがったサイコ野郎に―――。


「君はあの輪には加わらないのかね」


 突然誰かが話しかけてきた。

 加藤とかいうサラリーのおっさんだ。


「そんな気分じゃないんでね。それにあの娘が俺に煙草をくれるとも思えない」

「まぁさっきのことは仕方ないよ。みんなこんな変な状況で苛立っていたしね。それに君は―――」


 加藤はしまったといわんばかりに口を塞いだ。

 どうやら俺が大事な物を盗られた事で取り乱していたのでそれを察したらしい。


「今更ジタバタしても仕方ない」


 まぁさっき取り乱してた俺が言うのもなんだが。


「思い出させてしまってすまない」

「別に忘れちゃいないさ。ただアレは確実にクソ野郎に盗られたってことさ。悪いが一人にしてくれないか」


 加藤は俺の言葉に頷きドアの方に行った。

 気が利く男だ。部下にも好かれているに違いない。

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