第11話「テストと理事長とエトセトラ」
今回は少し短めになります。
・・・1時間後・・・
学年主任「テストの採点が終わりました。」
「結果は満点です。」
雫「少し確認があるんですけど」
学年主任「私も少し確認があるのだが?担任」
担任は下を向き、震えている。
学年主任「貴方の問題だけ大学レベルだったのは何故ですか?」
担任は黙りを決め込む。
?「担任さん貴方は本日付で解雇とさせて頂きます。」
担任「東条理事長?!」
理事長「実は貴方が停学にした生徒に密告を受けましてね、気に入らない生徒のテスト結果を改竄した件や貴方が顧問を務めた部活動の生徒への暴力行為の件は全て裏が取れました。」
担任「まっ、待って下さい!」
担任の言葉を無視し、理事長は話を続ける。
理事長「2週間後..来月の頭から新しい教員の方がこちらに引っ越して来るそうで、その方には学校に馴染んで貰ってから担任を任せようと思っていましたが仕方ありませんね。」
「君が水無瀬君かい?」
雫「初めまして理事長さん、水無瀬雫と申します。」
理事長「ここまで礼儀正しい生徒はあの子以来だね。」
「初めまして、私はこの東条一貫性学園理事長の東条雅幸だ。話は玲君から聞いているよ。」
雫「まぁ...取り敢えず帰っていいですか?」
時刻は既に午後5時を過ぎていた。
理事長「ああ、引き止めてしまってすまないね。今度お詫びを持って行かせて頂くよ。」
雫「お詫びの品なら現金より饅頭で宜しくお願いしますよ」
そう言い残して教室を出た。
・・・帰宅後・・・
雫「今日は色々面倒やったなぁ...」
「ま!お高めな饅頭貰えるらしいしチャラっちゃチャラか〜」
ペットのわんちゃんと戯れながら今日の愚痴を零す。
雫「明日は彩浠達が遊びくるけん早めに寝るか〜...」
次回は後日のお話になります。
引き続き楽しんで頂けると幸いです。




