田中真という過去の話
俺は、この世界が醜かった。
社会の人々には勝ち組と負け組が分かれる。
当然、俺は負け組さ。
俺はこの世界が嫌いだった・・・
だから異世界転生してよかった。
ー転生前ー
俺の名前は田中真。
普通の高校生だ。
俺は普通に暮らすという感じを知っていた。
普通に暮らすというのは一番幸せで、一番安心と思う。
友達もいて、関係も悪くなかった。
彼女もいた。
俺の成績は普通よりちょっと下、体力も普通。
俺はこの世界が普通かと思った。
この世界の色は普通の緑と青という色かと思った。
だけどその色はただの錯覚だった。
この世界の色は緑と青ではなく、黒と白しかない色の世界だった。
まだ解決しない紛争や、戦争。
地球温暖化、そして何よりまだクズ人間がいること。
俺が子供のころ中学卒業するまでいじめられたり親は自分の本心を伝えても信じてもらえなかったり、友達がいても助けてもらえない。
彼女を作られたとしても、結局彼女は金目当てだった。
俺はそういう世界が嫌いだった。
俺は普通に暮らせたのかな?
ちげえよ!
普通じゃない暮らしをしたんだよ。
嫌いなのは自分だけではない。
人間っていう自分のことだけしか考えない、問題児だ。
俺はこの世界にいちゃいけないところにいるんだ。
だからこの世界を嫌っている・・・
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天気は曇り、風が寒い秋の日、俺は高等学校の中にいて、席に座っていた。
生徒たちはにぎやかに学校生活をしていた。
俺は受験生で進路やいろんなことに悩む時期だった。
俺が携帯をいじっているときに、友達が俺の席に近づいた。
「よっ、まこくん!」
この人の名前は関俊斗。
俺が助けを求めても助けてもらえないただのクズだ。
「そういえばまこくん、昨日の彼女とデートどうだったんだよ?」
「キスとかしたんだろ?」
「したよ。」
「めっちゃよかった。」
「うわーマジかー!俺もそういう青春来ないかな?」
笑っている俊斗を見た俺は、気持ち悪いと思った。
一週間前、俺の彼女を奪おうとしたのにもう忘れたみたいに元気になりあがって。
まあ、俺の彼女をあげたい気持ちはあるけどな。
俺の彼女も俺の席に近づいた。
噂をすれば・・・
「真くーん!」
彼女の名前は、鈴木彩。
学校で一番きれいだと思っているけど、中身は金目当てのクズ。
ナンバーワンのクズだな。
なんで俺はクズと付き合うんだろう。
早く別れたい。
別れたいけど彼女は俺の秘密を知っている。
俺の隠していた秘密は、喧嘩を売られた相手を死ぬまで殴ろうとしたこと。
彩と別れると彩は俺の秘密をみんなにばら撒く、という嫌な宣言をされた。
マジでクズのクズ。
死んだほうがましだと思う。
そして秘密をばら撒かないように金を渡している。
まじでクソな彼女だ。
「2週間後、またデートしたいんだけど・・・良いかな?」
それを聞いた俺は、イラついたけどその表情は出さないようにして、嬉しそうに答えるようにした。
「いいよ、どこ集合?」
「おいおい、まこくん俺を見捨てるとか、ひどいなー。」
俺はすごくこう思っていた。
うるせえクズ、お前らはどっか行けよ。
「あとで、LIMEで集合する場所をシェアするから、ちゃんと見てね!」
「うん、分かった。」
吐きたい、吐きたい、吐きたい、吐きたい、もう嫌だこの世界、これを毎日繰り返すだと?俺は無理絶対、死ぬほうがまし。
放課後、俺はトイレの中にこもった。
俺は何度も吐いた。
これが毎日。
けど、なぜか俺は知らない間に耳鳴りするようになった。
何なのかわからない。
一日一日ずつ、耳鳴りが聞こえるようになってくる。
その後、俺は一人で帰った。
家に着いた。
俺はドアを開ける前に、親喧嘩がうるさく聞こえる。
開けたときに、親が喧嘩しているのをはっきりと見える。
俺はそのままい俺の部屋に入って着替えて椅子に座った。
俺の部屋はやっときれいにしたのに、親が喧嘩したせいでまた汚くなった。
そして、喧嘩の後に部屋きれいにしなさいとかそういわれる。
おめえらが汚くしたのに。
俺はベッドに横たわって、泣き始める。
何が普通の人間だ。
何が友達の関係は悪くないだ。
これが、普通の人間なのかな?
生きて後悔することが、普通の人間なのかな?
これが普通なのかな?
これが普通の暮らし?
ふざけんなよ。
俺はこういう暮らしはしたくないんだよ。
人間が生きているだけで幸せだと思っていたんだが。
死ぬまで不幸なのかな?
俺は泣きながらこう言った。
「普通に・・・暮らしたい・・・」
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2週間後、今日は彼女とデートをする日。
俺は横断歩道を歩いた瞬間、トラックにはねられ死んで、そして転生する場所に来た。
俺は半信半疑なままだったけどうれしかった。
そして、俺はやっと転生された。
運に恵まれたことを初めて味わった。
俺は転生したとき、なぜか体が変わったかのように思った。
体も軽い、若返ったかのような声。
だけど、からだに何かが入り込んだ感じもするけど、気にしなくていいかも。
まあいいか、これがスタートなのだから。
女神さんありがとう、セカンドチャンスをくれて。
俺の名前はシゴクだ。
そして俺は今、どうしても叶いたい夢がある。
それは異世界転生したら、普通に暮らすことを。
「これが・・・魔力?・・・」
「体中温かい・・・」