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二人組の探偵は左利き  作者: 夏井タクト
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第五話...誘拐事件

昨日出すとかほざいて、すいません。遅くなりました

 最近女生徒が行方意不明になる事件が多く、更に治安の悪化が問題になってきたので何かしら情報がないかと響丞が持ってきたファイルに、あの少女暴行事件を再捜査していると違和感があった。あの馬鹿に動物の臓器を、少女の肉体に移植できる知識と知能を持ち合わせていた訳が無い。



 100歩譲ってあったとして、する理由がない。行為を行ったとて、実験する理由だけが考えられない。癖としても、見つかった遺体達には抵抗した形跡は有っても、異常はなかった。

 考えられるのは、もう一人協力者か依頼して実験擬きをやっていた奴がいる。もしかするとコイツが犯人を唆した可能性もある。



 メモ帳を閉じ立ち上がろうとした瞬間、バタン!とドアを勢い良く開け飛び出してくる七取利(なとり)知夏(ちなつ)

 記者の彼女は隠蔽される情報をくれ、左利きの探偵の印象操作を担当している。そして、記事に出来ない情報も提供してくれるので結構助かる。



(おおり)和夫(かずお)さんが刑務所内で死亡しました!」

「は?誰そいつ」

「ほんの二週間前に捕まえてた奴だよ!」

「マジか!」

「記事には出来ないんだけど、何者かに寄って殺害されたらしいよ。テレビでは服毒自殺にするらしいけどね」

「うーん。彼奴には聴くことこそがあったんだが、、、そうだ。いまから失踪事件が多い区の情報を調べて来てくれ」

「いいよ。今度何か奢ってね」

「悪ぃな。寿司でも良いからお返しはする」

「お寿司の為に頑張りますか〜!」



 隣りで涎を垂らしている明麗を起こし、自分達が知りゆる失踪事件の増加率をグラフにする。

 ────去年の2月から、着々と伸びて来てるな。このウイズだけじゃない、スチームパンクのバラライカもだ。

 例の宗教団体との関係性を調べるも、全くと言って繋がりらしき情報は出てこなかったが、消されている可能性も十分にあるので、水守(みずもり)坍莎あずさに団体の調査を依頼した。



 坍莎は中学生の情報屋であり、何故だか協力的だ。利用するのは悪いが、最低限の護衛を付けて勧誘に乗ってもらった。一応、明麗の異獣最強と仮契約として能力の一部を引き出せる様にはしているので、万が一が有っても怪我や洗脳される事はないだろう。



 三日前、妹が行方意不明になったと依頼が来た。その区を探して4人の失踪が分かり、最後の目撃情報がカラオケ店付近なので調査に来た。

 6月22日櫨林(はぜばやし)邈扉(はると)、6月25日峨欟(たかつき)晴礼(はれ)、6月28日夕波(ゆうなみ)ココア、6月31日岡田(おかだ)瑞希(みずき)が失踪。



 調査という名目ではあるが、此方も警戒心を漏らしていてはあちらもボロを出さないだろうとおもったのだが、なんだこれは?



「で、何で赤井探偵事務所全員集合なんだよ。調査だぞ?多すぎんだろ。目立つだろ」

「え〜〜。久しぶりのカラオケ何だよ〜」(明麗)

「ブーブー」(坍莎)

「......」(無儽衊)

「坊ちゃん良いではありませんか。多い方が楽しいですしね」(響丞)

「そうだよ?僕何て何年のブリのカラオケか」(ピエール)

「私も久しぶりだな〜」(知夏)

「わたしは初めてかな。みんなどんな歌を歌うのでしょう」(アリス)

「そもそもピエールとアリス。お前らが来るなんて珍しい」

「日曜日だよ?僕だって休みたいさ」

「エルベール家の当主だからといって、休日は欲しいのです」

「しゃあねぇ」



 ピエール・バルコリー。偽造屋であり、俺と明麗は社会で表上死亡した人間達である為、異能都市では買い物すら出来ない状況であるので、彼にパスポートや免許証を作って貰たり、変装道具等も彼が作っている。

 一番彼に手伝って貰っているのは住所であり、地下三階建てのシェルター。瞬間移動機能があるので、一週間に一回は住所を変えるので彼の表の職である不動産屋が人気のない場所を探すのにピッタリなのである。



 アリスエルヴェールは俺の元許嫁であり、幼馴染である。彼女は俺たちの金銭的支援をしてくれていて、変装道具や各自メンバーの専用武器の開発費を出してくれている。因みに製作者はピエール。



 スマホから会員証を提示し、25%引きなのでお金は最低限で済ませる。金銭はアリス持ちなのだが、探偵(こっち)で稼がないとヒモに成り下がるからな。



「最初のドリンク何にする?」

「私杏仁ミルク〜」

「じゃあ私明麗ちゃんと一緒の〜」

「では、わたしも同じのを」

「......オレ鳥龍茶で」

「おいおい、カラオケでそれは喉ヤバくないか?俺ジンジャーエールで」

「......回復術で治せるから」

「ウーン。僕はホワイトソーダで」

「私は緑茶でお願いいたします」

「かしこまりました」<(・∀<)カシコマッ!!



 カラオケには一番最初に誰が歌うのか問題がある。友人に寄ると、最初に歌ってくれる奴がいないと三十分だべっていた事があるそうだ。はっきり言って、時間勿体なくね?と俺は思う。

 こんな時、俺と明麗で行く時はジャンケンで決めるので今回もこの手法で決める。



 D〇MかJOY〇OUND論争があるが、個人的に音程を覚えて来た奴は前者、ストレス発散しながら点数出したい奴は後者だと思う。あと、伸びが来たら一回後者でどんなにピッチを外してるのかの確認にも良い。

 ────うーむ。リプレイスで89.915点か。音程ムズいし、この曲で出せたら満足かな。

 80点を満足に出せてから、半年で89点にまで届かせたんだ。成長率は高い方だろ。



「この曲の最高音っていくつ?」

「不可逆か?D5だな」

「......オレ、バラードしか歌わないけど、凄いなそれ」

「一般女性の最高音がC5でだから、半音高いのかな。その分ね。mid2の前半が全く出ないことだよね〜〜」

「あと、磨器伌様は声量お化けですしね」

「幾らまで出るの?」

「ウーン。風邪の時にしか調べた事がないが、地声がE5で、裏声がA7かな」

「えっ?hihihiAだせるの!?」

「??ハイハイハイ?」

「出せるが」

「いや〜〜声量お化けと声の高さを極めると、ここまでの境地に辿り着くんだねぇ〜〜」



 三時間ほど歌った後、トイレに行った途中に焦った女子高生二人に出会った。話し掛けて見ると、友人がトイレに行ったきり戻って来ないそうだ。

 一時間以上待っているらしいく、仕方ないと探してみるも何も見付からないらしい。一応、明麗にも探して貰っが、痕跡一つない。



 把握術を使えば、感受性の高い奴に気取られるので使えない。なので、探偵らしく地道に探す。

 十分くらい探しても、見付からなそうなのでトイレで時間を潰そうと男子トイレに入った時、違和感を感じ把握術を発動する。本来は常時発動しているので、洗練度は高い。範囲は約2000m強。



 ────地下に部屋が6つと、脱出経路があるな。そして、囚われてるな。そしてヤッパリ、此処に落ちてやがったか。



 何度か鳴っていたスマホを広い、隠し扉を軽くなぞった後に何もなかった様に厠を出る。

 少し、軽い魔術で防護されていたので、怪しいと思ってしまい付い癖でやってしまった。把握術で確認出来ない所を、ちょっと無理に破ってしまったのであちらは今頃パニック状態だろうな。



「この場所がヤッパリ黒だった。脱出口から先回りしたい奴、来る?」

「ここは明麗ちゃんが行かないとね」

「お前は来るの確定だよ」

「......なら、オレが行こう。確殺するには、オレの能力はピッタリだし」

「じゃあ(わたし)は彼女ら非戦闘員を事務所で守りましょうか。ピエール君はどうしますか?」

「まぁ〜。僕の能力は守る事が苦手だし、逃走者から倒すよ。皆は先帰っといてね」

「なら、深夜一時に事務所で落ち合おうか」

「会計を済ませましょか」


実は響丞さんの喋り方を変えてたよ


「外国のドレミファとか分かんないでしょ」(明)

「えっ?でも僕の仲間全員それだよ?」(誘)

「何で?」(明)

「知らん。後、磨器伌君の音域は作者の音域なので、全く気にしなくて良い設定です」

「次回ようやく私の戦闘か〜〜。期待してていいよ。」ε-(`・ω・´)フン

「まぁ?戦闘の主役は無儽衊君なんだけどね」(´^ω^`)ブヘへww

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