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二人組の探偵は左利き  作者: 夏井タクト
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第一章第一話...二人は左利きの探偵

この物語はだいたい俺たち左利きは、トリックなどに利用され犯人役になる事が物語上多い。

なら、左利きの探偵がいても良いじゃないと始めた物語です。

 カランカランと入店時に鳴るベルを響かせながら、黒いバスケット帽子を被った青年が長い白髪を靡かせながら、首に吊るすヘッドホンの電源切って入店する。

 喫茶店の窓際でハンバーガーを小さな口で齧り、コーラをストローで吸う場違いな金髪の美少女の正面に座り、喫茶店らしくアイス珈琲を頼む。



明麗(あかり)......毎度の事ながら、ここっさー」

「喫茶店でしょ?」

「解ってるならモスで一々買って来んな」

「え〜」

「マスターに迷惑だ」

「でもでも、可愛いから良いよって。他のお客さんも絶世の美女だから眼福だとか言ってたよ」

「顔は良いのは認めるが、後半はない。12時半から3時まで、俺たち以外は入れないし」



 この世界には異能と言われる超能力が存在し、国が育成に力を入れることから学園を中心として国が成り上がる。

 外にも街があり、一般的な国が存在するが、ここは異能力や魔術などの術が使える人達が住む国。



 学園都市内への侵入、情報を手に入れることさへ許されない。

 特別な日は海外からの人も入る事が出来、腕に発信機を付けられ、学園都市内の行動を常に把握される。この行為はどの店が人気だったのかも含まれている。

 侵入を許すのは一番近い学園都市に異能者や魔力適正がある者は入れるといった協定がある為、日々や家族に会えない生徒達のメンタル回復及び、情報交換だ。



 そんな学園都市で警察が介入しなかったり、調査が軟膏する時に依頼者から依頼を受け、解決するのが赤井探偵の仕事。

 依頼者と合う初老の男性が依頼を受け持つので誰も顔を知らず、知っているのは、初老の男が漏らした《《彼ら二人が左利き》》である事だけだ。



「ねぇ知ってる?」

「知ってる知ってる」

「まだ何も言ってないよ?」

「毎度毎度、内容を話してから知ってる?っを使えよ」

「左利きと右利きの違いって、Eが逆になるとか言ってて、廻希(かいき)みたいだなって思ったんだよね」

「いや、俺は鏡文字なだけで、分かんなくなるわけじゃない」

「バカって事?」

「ちょっと理由があって独学でアルファベットを覚えた代償。バカじゃない」



 等と雑談をしながら手提げカバンからパソコン(PC)を取り出し、今回の依頼のファイルを確認する。

 今回受け持つのは少女暴行事件。この二週間、中高生の女子生徒の亡骸が森で見付かっている。

 乱暴された後があり、警察が追っているらしいが進展はなく、探索系の異能者も手を焼いている。



「何かさ」

「んだよ」

「この事件無理じゃない?私の子達が幾ら探しても見つかんない!しかもあれだよ?探知とか気配把握系でもだよ?」

「お手上げ状態でも、響丞(きょうすけ)が受けて来たならやるしかない」



 重ね合わせをしたら何とか見つかるかと、そう思ったが、手掛かりがない。なんと言う事だ、金銭的に割に合わない。

 追跡異能も当然、発動条件が存在する。

 対象者の持ち物なくして能力が発動する訳もなく、夕陽に照らされながら、落書きされた人気の少ないトンネルで歩く男女二人組。



「人気もないんじゃ、女子生徒も通らないよな」

「当たり前だよ。来るメリットがないし」

「最近魔術事件が多いいし、今回は異能犯罪の可能性が......」

「あっ....あの!もしかして、今!噂になってる女生徒暴行事件の犯人達何じゃ!」

「へっ?」



 怪し過ぎるだろうか。ベッドフォンを首掛けた薄い上着を着込んだ男と、ファー着きのコート羽織り、首にジョーカーを付けているミニスカニットワンピースを着た少女。

 なんだ?高校生の歳の二人組が事件に何故関与しているの疑問に対し、何故犯人と結論付けて、聴いてくる肝が据わった変わっている女子中学生(JC)は......。



「わかったか?」

「すっ、すいません......目付きが鋭かったので、つい。男性の人だったんだ......だったら、犯人じゃないのかぁ」



 トンネル内が霜で覆われ、寒気で体を小刻みに震わせる。

 不意打ち気味に凍結異能と、氷結魔術の掛け合わせを仕掛けてくる頭のネジが飛んだJCとは思わなかった。咄嗟に防いで項をそしうた。



 今回のは異能犯罪。被害者の状態からして犯人は男手間違いないが、手口がクソ過ぎる。

 なぜ今回は異能が使われたと言われていのかは魔力の残穢がなく、呪力は本人に掛かるデメリットや効果範囲が掴めない為。てか、呪いなら成る可く関わらない方がいい。武闘派の俺たちでも油断すれば瞬殺不可避だ。



 霊力を自在に使える者は数が少なく、こんな欲情に使うバカはいないだろうと消去法何だが、理由は分からないけど複数人でやっていることは確実か。



 ────可能性は低いが単独犯の可能性もあるが。



「あ?......いやいや。こんな所で一人、何をしに来た?」

「犯人に、姉を攫われたんです。だから、私が倒して、姉を助けようと」

「レートは?」

「Aです」

「いや、つよいね。君」

「当時の俺より強いじゃ〜ん」

「絶対嘘」

「けへ」



 レート、所謂ランクに位置する用語。

 異能都市内での強さと階級、能力の応用力などから数値化かせ、一定の数値を超える事が出来ればレートを上げる事が出来る。

 四番目に高いレートを持つこの子なら、一人でほっつき歩いていても、隠れながら犯行する犯人に見付かっても撃退出来ると言う算段なんだろう。



 ニュースの情報や、情報屋からの調べでは相手は隠蔽系の能力か、複数人の異能者を倒せるレベルで、間違いない。

 でも、さっきの行動を見ては勝率は五分五分と言った所か。

 右腕に付けた黒い腕時計を確認すると時刻は6時24分、もう遅い時間だ。



「子供は危ないから帰んな」

「少しでしょ?年齢の差は。何やってたの?」

「犯人探し。俺達は生きてたら高二」

「私も仲間に入れてよ!学校じゃ結構な使い手なの!......そういう設定?」

「うわっマジか......。俺が今一番聴きたくない台詞が来たわ」二つの意味で

「まぁまぁ、戦力は多い方が良いし」

「でしょでしょ!」

「しゃあねぇ。言っとくが、戦力としては論外」



 肌寒い人気のない薄暗い街を歩き、明麗の能力である神葬傀儡(テラブ・ルーパー)で創った異獣に命令して周辺を探させる。

 異能都市には人気のない街が複数個存在する、区にもある。明麗のは透明化も出来るから、騒ぎにはならない。

 


 ん?あ〜〜、読めて来たぞ。そりゃあ気付かんわ。



「フーン、ほほう。解決だな」

「えっ?もう分かったの?」

「分かったなら助けにいき────」

「だからこっちは条件を満たさねぇと」

「両手に花だね。人束貰っていくよ」

「「ッ!?」」

((気配!!でも、この感覚は))



 振り向くがそこに人はおらず、匂いもない。

 空耳かなっと思い、歩き出すと明麗に肩を突かれ、あの女の子が居ない事に気付く。

 パーティーメンバーを一人抜かれてしまうとは、予想外。でもこれなら問題なく、殺せる。



「アイツ、Aレートだから大丈夫なんじゃね?」

「ダメだよ。多分、アイツ......《《Sレート》》はあるよ」

「まさかマッチングアプリの様に、効率的に見つかるとは」

「襲われるっての、女性には屈辱的の三文字じゃない。死ぬよ、魂までも」

「わーったよ。派手に暴れるの、好きじゃないんだけどな。殺すと面倒だし、索敵宜しく」

「私は救出を優先するから」

赤井廻希...あかいかいき

紅井磨器伌...あかいまきあ

レート...??異名...赤髪

年齢17歳

種族人間...身167長cm...体重51kg

誕生日...?月?日

趣味...人間観察

得意事...速読

隠し事...酒飲み

好きな物...エビピラフ、珈琲、日本酒

苦手な物...期待、炊事洗濯、親

利き手...左

キャラテーマ...持ち過ぎた者・マキアート

能力...80%コピー

生得能力...三種の神器

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