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50.エピローグ

最終話です、ちょうど50話。


「ゼロ、ちょっといいか」

「なんですか、リーダー?」

「お前に言っとかないといけないことがある」

「どうしたんです、急に」

「お前の乗る機体、〈ギャラクシー〉の能力についてだ」

「能力?」

「NABAには全部で5つの能力がある」

「それって」

「そうだ、HSPやブースト以外に、3つあるってことだ」

「ほんとなんですか?」

「ああ、俺も最初は信じなかったが、どうやらほんとだ」

「信じなかったってことはリーダーはそれを他の誰かから聞いたんですか?」

「お前の前に〈ギャラクシー〉に乗ってたやつだ」

「僕の前に乗ってた人って殉職されたんですよね?」

「ああ〜、それは嘘だ」

「嘘! てかなんですかその軽いノリは!」

「気にすんな、

俺は4つまで能力を引き出せた、前のヤローは全部引き出せたみたいだが」

「4つ、それで僕の前に乗ってた人って誰なんです?」

「月咲スバルだ」

「!」

「俺がなぜお前にこんなこと言うかわかるか?」

「僕に能力を引き出す資質があると」

「いや、お前はとりあえずHSPを使えるようになれ」

「…」

「冗談だ、お前ならできるだろ」

「はい、やります」

「お前にこのことを伝えたのは俺が今日をもって軍を辞めるからだ」

 ゼロの表情は一瞬硬直する。

「軍を辞めるってどういうことですか、リーダー!」

「ゼロ、俺はもうリーダーじゃない、これからはお前がリーダー、お前のedenだ」


「なぜ、何もいってくれなかったんですか?」

「いったら止めるだろ、それに俺はもう軍に未練はない、じゃあな」

 

 それ以上ゼロ口から言葉がでなかった、去り行くハザックにゼロは敬礼をする。ハザック・バルド、任務外の行動中、月咲スバルに出会い交戦するが敗退、軍は処罰を重くはしなかったがハザックは責任をとり自らの意思で軍を辞める、彼の除隊を惜しむ隊員は多かったが誰も彼を止めることはできなかった、その後彼がどうなったかは不明、チームedenはゼロがリーダーとなり新隊員を加え再始動となった、新隊員もNABAに乗ることはできたが、ハザックの抜けた穴は大きく、戦力の低下は否めなかった。




 月咲スバル率いる月影は世界各地を転々とし、いくつもレジタンスグループを取り込みその勢力をさらに強大なものにする、スバルもその中で更なる成長を遂げる、彼の力は月影を率いるのに充分であった、そして彼のもとで彼以上に力をつけていたものがいたカーチェスである、彼らは来たる激戦に備えて、日々強くなっていた、軍も容易に手を出せないほどのに。



 一方の軍は驚異的な早さで復興がなされ、新たにチームsneakが昴討伐部隊となる、そして時は進み、年を越すとguardianにも新たなサイクルが来る、世界各国の軍から優れた軍人を集め、戦力を補給する新人選抜。世界の平和を守るべく何人もの新人隊員がノアを訪れる。

そんな新人隊員の中に彼はいた、赤目の少年。

この時、彼が月影の行く末を左右するとは誰も思わなかっただろう。


natural-blue 第1部 完



第一部が終わりました、ここまで読んでいただいた方々には本当にありがとうございます、小説を書く知識がほとんど無いまま始めたので、読みにくいところが多かったと思います、誤字脱字もかなりあったかもしれないです、にもかかわらず、読んでいただいた方、本当に感謝してます。

さて、第二部は軍の視点からの物語です、主人公もかわります、もちろんスバルもでてきます。

次回、第二部1話の投稿日は未定です。

これからも、少しでも楽しんでもらえような、作品になるよう努力するので、どうぞ第二部をよろしくお願いします。

また感想等々ありましたらこれからの励みになるのでよろしくお願いします、書いていただけたら作者はとても喜びます。

それでは第二部で。



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