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17.Noah資料室

今回は会話なし、NABAについての話。

 NABAに関するデータ


 これまで我々はNABA、not artificial battle armamentについて調査してきたがわかった情報はごくわずかである。

 今回はこれまで集めたNABAの情報についてまとめておきたいと思う。


2062、11月

 月咲昴により世界初のNABA、ギャラクシーが未開の地にて発見される。

翌年、5月

 月咲昴による二度目の未開の地、詮索によりさらに二機のNABA

ヴァルキリーとシャーロットを発見さらにシャーロットの中から、謎の少女シーナを発見。


 少女に関する情報は名前と年齢以外全て不明、医師によると記憶に障害があるとの診断。現在に至っても記憶が戻った形跡ない。

月咲昴以外の人間にはほとんど心を開かず、現在も瀬戸雷瞬、ハザック・バルドなど一部の人間としか話をしないもよう。



NABAに関しては、現在三機ともパイロットがおり。

もっとも攻撃性能の高い

〈シャーロット〉には

ハザック・バルド


機動性能がたけている

〈ギャラクシー〉には

ゼロ・ショーサー


多種の武器を使い分ける

〈ヴァルキリー〉には

エリー ・ザジョイ

がそれぞれ登場。

NABAだけの部隊、

edenを結成し行動中。



NABAの性能に関しては、現在までに様々な特徴が発見され、BAとの違いが多々見受けらる。


まず一番大きな違いはやはりそのフォルムを形成する特殊な金属にあるだろう。普通の金属とは違い柔らかく、かといって装甲性能には、なんら問題ない。

その柔らかい金属で機動性能はメカよりも人間に近く滑らかな動きを可能にしている。

丸みと光沢を帯ていて外観からも違いをみてとれる。研究はしているものの構成物質はいまだ謎である。

この物質をBA技術に転用できればこれからのBAは大きく進歩していくだろう。



 次に特徴的なものは機体がパイロットを選ぶという点だ。一見、人工知能システムに似ているが、NABAの場合は選ばれた人間、適合者以外は動かすことができず、起動もできない。



またこの他に特殊な機能が2つある。


1つは、無限エネルギー、我々はブーストとよぶ、外界からエネルギーを取り込んで稼働する機能。そのため、燃料補給、電気供給の必要がない。また取り込んでいるエネルギーについては不明。



もう1つは、機動性能向上システム、我々はHSP(human,style,program)と呼ぶ。この機能は機体の関節部を柔らかくし、機動性能を大幅に高めるものである、またこの機能は、適合者パイロットであっても使用可能になるまでそうとうの訓練が必要。

現在、この機能を使えるのはハザックだけのもよう。


以上が現在までの研究で解っている全てである、以後もNABAの研究に研究員一同総力をあげていく方針である。

      NABA研究班






 eden部隊行動報告書


 国際重度反軍者収容所、襲撃に関する報告。

・隊員状況

負傷者4

内1人重傷

機体破損8機


・eden部隊状況

プラズマライフル使用

機体破損なし


・所内状況

収容者数108

7人脱走


・敵勢力

BA全五機

一機、月咲昴

四機、平賀組

・以後の対応

国反所の警備強化申請

レジスタンス取り締まり強化申請



デロイト地方実地調査報告


調査結果、写真はすでに研究所に送付済み。


   ゼロ・ショーサー




こここまで読んでいただきありがとうございます。次話もよろしくお願いします。

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