表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/53

16.まさかの逃走

遅くなってしまって、すみません…。 今回は朝食を食べるお話。

「まさか逃がすとはな…」

 ハザックはボソボソという。


「性格には逃げられた…ですけどね」

 それに対してゼロは少し嫌みったらしくいう。

「さっきの機体、すごい操縦テクでしたね」

 エリーはというと、スバルの操縦テクに感服していた。

「だから、いっただろう俺の知る限り最強のライダーだってよ」


「とりあえず、報告書の作成しないと、逃げられました!って」

「なんだ、えらく突っかかるなゼロ…俺は悪くないぞ」

「どうだか」

「ほ〜う…最初にスナイプキャノン外したのはどこのどいつだっけなぁ」


「リーダーこそ、俺にまかせとけ!とか言ってなかったですか?」


「2人とも喧嘩はよくないよ」









 さかのぼること数分前

「行くぜ!」

〈SDX〉は爆発音と、ともに敵機に向かい猛進する。



「俺に任せろ!」

 ハザックはスバルの前に立ちはだかる、が…その直後に、彼の本能が彼の体を動かす。


 ニトロにより加速された〈SDX〉からの一撃をハザックは間一髪でかわす。

「外した…さすがだな」


「相変わらず、おそろしいやろうだ」

〈SDX〉はその勢いから、さらにニトロを連発し、ゼロ、エリーの機体の間を通り抜ける。


「早い!」

 二機の間を通りすぎた

〈SDX〉はいっきに距離をあける。


「追います!」

エリーの機体は向きを

〈SDX〉の方へむける。


「いや、いい」

「しかし!」

「あんな、ニトロ連発するやつに追いつけるか」

 三機と〈SDX〉の距離は一瞬にして追いつけないほどにひらいていた。









 敵機が見えなくなり数時間、あたりは日が昇り始め明るくなっていた。

「どうだ、カーチェス俺の操作テクは」

「う゛ぁい…づごびでず」

 ハイテンションなスバルの問いかけに、カーチェスは謎の言葉を喋る。リーマンはまだ気絶したままだった。

「なに言ってんだ、カーチェス?」

 不思議そうにスバルが後ろを向くと、カーチェスは口を手で押さえていた、そして一言。

「き…気持ぢ悪い」

「カッ…カーチェス」

スバルの額から冷や汗がたれる。

「うぷっ!」

 カーチェスはどうやらニトロ、連発での激しい揺れに耐えられなかったようだ…

「まっまてカーチェス、今コックピット開けるから」

「も、もう゛む…りでづ」

 カーチェスの頬は膨れ、次の瞬間コックピットはカーチェスの口からでたそれとスバルの悲鳴で、悲惨なことになる。









「とりあえず、好きなものを食え、特にカーチェスは腹減ってるだろ、全部出ちまったからな」


 スバルは意地悪く、カーチェスに笑いかける。

3人はレストランに来ていた。


「スバルさん、そろそろ許してくださいよ」

「ん?別に俺は怒ってないぞ、リーマンも好きなもん頼め」

 するとリーマンはメニューをもち、ウエイトレスに向け言う。

「ここからここまで全…」

「却下!」


 スバルはリーマンが喋り終わる前に行動をさえぎりながら言う。


「む!」


 不満な顔をするリーマンに、顔をひきつらせながらスバルが何か言おうとするが、カーチェスはそれを阻止するように2人の間に割って入る。


「そういえば、リーマンさん、自己紹介がまだでしたよね、僕はカーチェス ストラムです」

そう言ってカーチェスは右手を前に出す。

「ん!リーマン ホールソンだ、気軽にリマホルと呼んでくれカー君」

そういってカーチェスと握手する。


「カー君?」

「人と手っ取り早く、打ち解ける方法はあだ名でよびあうことだ」

「は…はぁ」


「カーチェス気にするな変わり者なんだよこいつは

…アイスミルクティー1つ」

「変わり者とは失礼な、常人には理解できないのだ、私の魅力は

…一番高級な肉を1つ」

「却下!」


「むむ、そういえば、機内で何かあったのか?」

「なっなんにもないですよ」

 カーチェスはあわてて、そうこたえる、そして話をそらすように続けて話す。

「それにしても、高いところ苦手なんですね、機体降りるときも大変でしたし」

「びびりだからな、リーマンは」

「うるさい、苦手なものは仕方ないであろう!」

 リーマンはテーブルを両手で叩きながらいう。


「びびり」

 スバルはリーマンを見下す目をしながらいう。

「なっ…まぁ、サルとなんとかは高いところが好きらしいからな」

リーマンも負けじと、そうかえす。

「なんだ、俺がバカってことか!」


そんな2人をみて、ふと、カーチェスはいう。

「なんだか、2人って仲いいですね

…あっ、このモーニングセットを1つ」


「別に、仲よくねーよ」

 スバルはカーチェスに、素っ気なくそう返す。

「そうか、割と仲がいいではないか〜

世の中には喧嘩するほど仲間割れと言う言葉がある」


「あのリーマンさん…」


「リマホルと呼べ!」


「じゃー、あのリマホルさん」


「なんだね、カー君」


「喧嘩するほど仲間割れって、ただ単に喧嘩して仲悪くなってるだけですよね」


「カーチェス、ほっといてやれ…世の中ではバカと天才は紙一重だそうだ」

「スバルン…もしかしてバカにしてるのか」

「いいや」

「IQ180のこの私をバカにしているというのか?」

「IQもあてにならんな」


「なっ…まあいい私は心の広い人間だ、1つや2つの失言は許してやろう。

とりあえず店の食料全部」

「却下!サンドイッチ1つ」

「スバルン、私のbreakfastはサンドイッチ1つか」


「いや、サンドイッチは俺が食う」


「性格ひんまがってるな」

リーマンは呟く。

「なにか?」

「いや、なにも」







「それでこれからどうするんですか?」

 カーチェスは運ばれてきた、モーニングセットをほおばりながら訪ねる。


「とりあえず、平賀組のやつらを仲間に入れる」


「ええ!仲間にするってどうやって?」


「カーチェス、食べながら喋るな…

説明すんのは面倒だな、簡単にいや、今、平賀組は危機に陥っている、それを利用するのさ」

「どういうことだ、スバルン」

「まぁそのうちわかる、食べ終わったらすぐに出発するぞ」

「スバルン…食べるものがなときは、何を食べ終えればいいのだ?」

「知らん!」

「つめた!」









 格納庫に三機の機体が降り立つ。

「チームeden、帰還完了」

「ご苦労だった、あとで司令室に報告書をもって報告にこい」

「あいよ」

3人は機体から降りる

「じゃゼロ、報告はお前に任せた」

 そう言うとハザックはさっさと立ち去ってしまう。

「えっちょリーダー…

たくあの人は」

「仕方ないよ、リーダーだもん、私も一緒に行くよゼロ」

「ありがとう…」







「よう、シーナ」

 格納庫から走ってきた、ハザックは息を弾ませながらC−2通路に座り込んでいる、彼女に話しかける。

「ハザックは声がでかい、うるさい」

 彼女はいつもながらの無表情で言う。

「なんだ、機嫌悪いのか?」

「今、いっきに悪くなったの」

「そりゃ悪かった、そのお詫びといっちゃなんだが、今日スバルに会ってきたぜ…あっもう、きのぅ…」

「スバルに!」

さっきまで無表情だった彼女はスバルという言葉に反応する、それもハザックの言葉をさえぎるほど即座に。

「ああ、相変わらず可愛いげのない、やろうだったぜ」

 自分がスバルという言葉に反応しすぎたのが恥ずかしかったのか、彼女は顔を赤くし、また座りこむ。

「そっそう、元気そうにしていた?」


「おう、活きのいい魚みたいに元気だったぜ」

「そう」

「なんだぁー、お前もかわいいところあるじゃねーか」

「うっうるさい」

 そういって彼女は顔を赤くする、ハザックはそれを見て笑いながらその場をあとにする

 ハザックが見えなくなったあと、シーナは哀しそうな顔になり呟く。




「早く会いたいよ

…スバル」



 今回は大変でした…携帯が変わり打ち方が変わったので…とくに全角スペースの打ち方がわからず苦労しました。 …あっリーマンは頭いいキャラですが、典型的な理系の人間、という設定です。 こここまで読んでいただきありがとうございます。次話もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ