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12.平賀組

今回は平賀が登場。 平賀って? と言う人は二話目を読んでください。


「BAが八機、ひとりでやるには時間がかかりすぎるな」




−国際重度反軍者収容所− 軍に逆らったものの中で特に罪の重い者が入れられる、この建物は、人里離れた森のなかにひっそりと存在する。

 スバル達は収容所一帯を見回せる高台から敵の分析をしていた。


「スバルさんあんなに、たくさんのBAに勝負を挑むんですか?」

 カーチェスは先ほどから1人、何かを確認するようにぶつぶつ言っているスバルに話しかける。

「んー、BA八機ぐらいならなんとか、なるんだが」

「なんとかなるんだ」

「増援がくると厄介だな」

「でも、スバルさんなら増援もなんとかなりそうですね」

 カーチェスは冗談をいったつもりだったがスバルは

「増援も普通の増援ならなんとかなるんだ」

と真面目に返す。

「なるんですか」

「正直、量産型のザコBAなんて、何体いても一緒だよ、だが協力者が必要だな」

「スバルさん、言ってることが矛盾してませんか?」

「いや、ルノーアで見た少年が気がかりだ、もしかしたら増援でguardianの特殊部隊がくるかもしれない、さすがにそれは俺もかんべんだ」

「guardianが?」

「もしかしたらだ、ミッションでここらへんに来てるかもって話、もしそうなら、一人で八機も相手してる時間はない、増援が来る前にリーマンを助けて離脱したい」

「やっぱり、協力者が必要なのでは?」

「そうだな、協力者を探すか」

「それか、軍が帰るのを待てばいいんじゃないですか?」

「それはない、下手すりゃ軍は1ヶ月滞在することもあるんだ、そんなにちんたらしてる暇はない」

「じゃーやっぱり、協力者を探すしかないですね」

「ああ」

「でもこんなことに協力してくれる人なんているんでしょうか?」

「いなくもない…」

「いるんなら、協力を求めるべきですよ」

「そうだな…よし、んじゃー行くか」









「…協力者ってこの人たちですか?」

 〈SDX〉の後部座席から、のりだして前を見たカーチェスの目には、鉄骨むき出しの巨大な要塞と多くのBAの姿がうつる。

「ああ、そうだ」

 カーチェスはスバルの方を向く

「あれってレジスタンスですよね」

「ああ、しかもこの辺、最大のレジスタンス、

平賀電蔵率いる平賀組だ」

「ヤクザですか?」

「いや、レジスタンスだよし、いくぞ」

「いくぞって正面からですか?」

 カーチェスは慌ててスバルの肩をつかみながらいう

「じゃあ、どっからいくんだ、別に戦うわけじゃないんだし、正面からでいいんだよ」




 薄暗い部屋に60歳ほどの男が一人、見るからに頑固そうな顔つきに白髭が特徴的だ。

「組長!」

 そこに慌てた様子で一人の若い男が入ってくる

「なんだ!」

「レーダーに未確認機が…数は一機なのですが、なにやら通信を求めているようです」

「通信を繋いでおけ、わしも直にいく」

「はっ」




 電蔵は通信機やレーダーなど機器が数多く置いてある部屋にやって来て通信機の前に座る。

「わしは平賀組、組長の電蔵だ、貴様は誰だ」

「こちら、月咲・昴、ちょっと、ばかしお願いがあってきたんだが、中に入れてくれないかい?」

「ほほう、月咲昴、

guardianにもそんなやろうがいたな」

「同一人物だよ、ただしもうguardianは止めたけどな」

「がはは、捨てられたか」

「ちげーよ、こっちから止めてやったんだ」

「よし、入ってこい、

ただしBAはそこに止めてだ」



 要塞は外観から想像できるような、内装だ、中に入ると一人の女性がスバルとカーチェスを案内する。2人は食堂とかかれた部屋に連れてこられた…中に入ると長方形の大きな机、その端に1人の男が座っている。その後ろには数人の男が立っている。

「あんたが電蔵かい?」

「ん、ひとりだと思っとったが」

 電蔵はドスの効いた声でそういう。

「こいつは、俺、専属ののBA技師だ」

「そうか、まぁ座れ」

 スバルは電蔵の反対側のイスに座る。カーチェスはその横に座ろうとするがイスがないので持ってきて座る。

「で、お願いというのはなんだ?」

「お願いつっても、あんたらにとっても、いい話だと思うぜ。」

「なんだ、いってみろ」

「国際重度反軍者収容所を襲撃する!」

その場にいた平賀組、全員が驚いた顔をする

「お前、本気で言ってるのか!」

 電蔵の後ろにいる男が声を放つ。

「本気も本気、おお真面目さ、あんたらだって

アルジェの大戦の時にたくさんの仲間が捕まってるだろ、それを助けたいと思わないかい?」

「ふん、おもしろいガキだ、どのぐらいの戦力が必要だ」

 他の人とは違い1人澄ました顔をしている電蔵はいう。

「組長、話に乗るつもりですか!」

「なに、いずれやるつもりでいたことだ」


「じゃ〜協力してくれるってことでいいんだな」

「んむ」

 電蔵は頷く

「そっちは四機のBAを相手にできる戦力を出してくれればいい」

「うむ」

「決まったら、適当に作戦組むからここに集めてくれ、できれば数は少なめで行きたいから、強いやつにしてくれよ」

「いいじゃろう」

 その後、電蔵はスバルたちを案内した女性を呼び今いる全戦闘員をホールに集めるようにいう。

「わしらは少し会議をしてくる、お主等は好きにしておるがよい」

 と言い残し電蔵とその他の組員はみんな揃って部屋からでて行った。

「カーチェスとりあえずお前には今回の作戦について先に話しとくぜ」

「えっ、あ、はい」

「今回はお前にも働いてもらうからな」







 しばらくして3人の組員を連れた電蔵が帰ってきた。

「待たせたな」

「かまわないよ、そちらが今回のメンバー?」

「うむ、そうだ、お前ら順番に名前を言え」


 と電蔵が言うと右から順番に自己紹介を始める。

「リー・スルムです」

「アム・シックズです」

「平賀秀一だ」

「今回はこの3人とわしでゆく」


「よし、じゃあ作戦について説明する、今回の俺の目的はリーマンって男の救出だ、敵は八機のBAそのうち四機は俺が何とかするからもう半分はあんたらが倒してくれ、各自、敵を殲滅したら、収容所の一部を破壊しそこにアンカーを射出、収容所内に侵入して自分の目的の人物を探す。発見したら各機体に戻り、離脱してくれ、それが大まかな内容だ、あと今回の作戦は各機に2人で乗り1人が侵入となる、もたもたしてると増援がきて、やっかいなことになるから侵入は長くても15分程度だ、以上質問は?」

 スバルは4人を見て反応がないので続ける

「細かい内容はまた、おいおい説明する、どんな状況にも対応できようにしっかり頭ん中でシミュレーションしといてくれよ、決行は明後日の夜だ」

平賀秀一は二話目に出てきた人です。電蔵はその父です。 ここまで読んでいただきありがとうございます。次回もよろしくお願いします。

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