表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

第1章 始まりの交差 -2-

2007/03/20/1500

冬雪視点

菅原家


学校から20分歩いて家につく。

鍵を開けると母さんが怒って待っていた。


「雪ちゃん、遅くなるなら言ってくれないと。

 あら?この子は?」


「迷子みたいなんだ。

 お昼ご飯分けてあげて、送ってあげようと思って」


「そう、いいことね…

 ちょっと冷めちゃったけどお昼ご飯にしましょう」


お昼ご飯はオムライスだった。

母さんに不審がられずに聖愛とお昼ご飯を食べることに成功した。


「聖愛ちゃん、大変だったでしょう…

 お昼ご飯をたべたら冬雪にちゃんと送らせるから安心してね」


「はい、おいしいおひるごはんをありがとうなのです」


「まあまあ!可愛らしい!」


ぎゅー!

聖愛が潰れてる。


「母さん…聖愛が困ってる」


母さんは可愛いもの好きなので、聖愛の可愛らしい容姿にメロメロだ。

聖愛はお昼ご飯に夢中で母さんを意にも介していない。


このあとは聖愛の宝探しの手伝いをする予定だ。

手伝いと言っても何をするのか全くわからない。


「ねえ、聖愛。

 宝探しってどこでするの?」


「だい3せかいのなかです」


“第3世界

アジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの発展途上国の総称。

(ウィキペディアより)”


広いなっ!

言い方かしこっ!


いや待てよ、日本って資本主義国だから、第1世界じゃなかったっけ?


「海外に行くの?」


「?

 ここはだい3せかいのなかなのですよ?」


いつから日本は発展途上国に…


「なにかかんちがいしているらしいので、改めてせつめいするのです」


つまりこういうことだ。


聖愛がいうには、この世界全体が第3世界であり、元となった第0世界(オリジナル)が存在し、更に下位世界が存在しているという。

聖愛はその世界を管理している天使らしい。

6歳児賢すぎないか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ