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詩*夜空へ*

口笛吹いて

作者: a i o

口笛吹いて

海と空が同じ夜に染まる頃


誰に響かせるでもなく

波間を駆けていって


とびきり明るい星見上げて

苦しみがつかえた喉から

息を吐いて


上手くいかないんだって

叫びだしそうな胸押さえて


着地なんて知らない

メロディを繰り返して


終わらないで

終わらないで、夜


もっと遠くまで

闇を伸ばして

何も連れて来ないでって


強がりな唇尖らせて

臆病な言葉を仕舞いこんで


終わりにして

終わりにして、今


誰かがかなしかった夜に

口笛吹いて


遠くは

いつも知らない場所だから

言葉では辿り着けなくて


だから僕は

口笛吹いて


漕ぐように

漕ぐように


口笛吹いて



















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― 新着の感想 ―
[良い点] 寓話的ですね。更新が楽しみ。
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