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ソルトン  作者: spright
8/16

世の中は言いたいことを言えない事が多い

2回目の、作戦会議が始まりました。

泉さんが怖いです。

「第二回作戦会議を始めたいと思います」

俺は皆の前に立って言った。

「一回目はバナナだったわけだけど、2回目はどうする?」

「やっぱり今度はバナナの質をか・・・」

『却下!』

見事に揃いました。

「小鳥遊君・・・あなた反省してないんだね・・・・・・」

嘆息交じりに秋野さんが言った。

「そんな哀れむような目で俺を見ないでくれぇ!」

「見られてもしょうがないだろ」

「昴!お前はどっちの見方なんだ!?」

「もちろんこっちサイドだけど?」

「何だと!?昴まで俺の敵なのか・・・っ!ならば、戦うしかあるまいっ!」

どうしてこうなった!?

「そんな断腸の思いで言われても俺は戦う気は全くないんだがな・・・」

「昴には無くても俺はあるんだ!」

そろそろめんどくさくなってきたな・・・。

「分かった分かった。勝負してやる」

ようやくその気になったか」

「種目は?」

「決まっているだろ?男の勝負と言えばじゃんけんだ!」

それはどこの世界で決まっているんだ?とツッコンだら負けなのか?

「分かった。受けて立つ」

「だが、その前に・・・・・・普通のジャンケンじゃつまらんから宣言じゃんけんにしようじゃないか」

「別にいいぞ」

「俺はグーを出す」

「じゃぁ、俺はパーで」

『じゃんけーん ぽい』

俺はパーで瞬がグー。俺が勝った。

「のわぁぁぁぁ!負けたァァァァァァッ!」

まさかそのまま出すとは思わなかった。

「じゃぁ、俺の勝ちってことで」

「くっ!俺も男だ。潔く負けを認めよう」

ところで、どうしてこうなったんだっけ?

「フフフ。やっぱり敗者には罰を与えないといけないわよねぇ~」

泉さんがどす黒いオーラを出している。怖すぎる。

「えっ?あっ?いっ!?」

瞬が脅えている。泉さんがどこからか出したか分からない鞭を出していた。

瞬、ご愁傷様・・・。

「フフフ・・・」

「い、ギヤァァァァァァァァァァァッ!!」


一区切りして会議が再開した。

瞬は気絶してしまっている・・・・・・

「で、では再開しようか・・・。案がある人?」

俺の問いかけに秋野さんが応えてくれた。

「ボンドなんてどうかな?」

「ボンド?」

「うん。それも強力な」

「良いんじゃないかしら。そのボンドを目に向かって発射したら、一生目が開かなくなって・・・フフフ」

泉さんが怖い、怖いよーーー!

「私もそれに賛成します。バナナの時みたいにあまり学校自体に迷惑を掛けることは無いかもですし」

「よし!じゃぁそれに決定だ!次に具体的な内容だけどどうする?」

「先ほど私が言った、目にボンドを発射させるのが一番良いと思うわ」

「え!?流石にそれはやりすぎなんじゃ・・・」

「いえ、あいつにはそれぐらいやらないと駄目なのよ」

「で、でも・・・」

「駄目よ。私の意志を変えるつもりはないわ・・・」

「左様でございますか」

駄目だ、言い返せない。

「貴方たちも、そう思うわよね?」

『は、はい!そう思います』

秋野さんも日笠さんも泉さんには何も言えないみたいだ。

「それじゃぁ、決定ね」

半ば強引だけど、そう言ったら殺されそうだし言わないでおこう・・・。

「今日はこれで解散といたします・・・」

俺がげんなりとしながら言うと、皆も(秋野さん日笠さん)げんなりしながら帰りの準備を始めた。

「あら?何か不満でもあった?」

『いえ!全くそのようなことはございません!』

こうして、3人とも帰っていった・・・

「(何か忘れているような・・・気のせいか?)」


後日家の隅で気絶している瞬を発見した。

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