はぢめての作戦!成功or失敗!?
とうとう5人は学校に侵入した。
さて、作戦は成功したのか・・・?
「よし!これで皆集合したな」
俺は皆を見回して言った。
「皆バナナの皮持ってきてくれた?」
「もちろんだぜ!」
「ええ」
「持ってきたよ」
「持ってきました」
「バナナの皮は俺が持っとくから、渡してくれないか?」
俺がそう言うと、みな次々に渡してくれた。
「へへ~ん俺は12個も持って来たぜ!」
「サンキュー」
「私は15個です」
「いきなり負けた!」
別に競わなくてもいいだろ・・・
「私はそれよりも多い18個よ」
「あら、皆意外と少ないのね」
そう言うと、大きなカバンのファスナーを開けた。すると、中からバナナの皮が溢れてきた。
俺達全員は愕然とした。
「多すぎだろ!」
俺はツッコミをせざるを得なかった。見たところざっと150ぐらいあった。
「いったいそんなバナナの皮をどこから手に入れたの!?」
「そんなの下僕にバナナを食べ・・・偶々在ったのよ」
「いや、最初に誤魔化し切れないぐらいはっきりと聞こえているんだけど!」
「なんのことかしら?」
「それでもまだ、惚け続けるのか!」
「大丈夫?さっきから叫んでばかりだけど?」
「あんたの所為でしょうが!」
「ひどい!折角心配しているのに私の所為にするなんて」
「なに自分が被害者みたいな雰囲気出してるの!」
「・・・大丈夫?さっきから叫んでばかりだけど?」
「ループ!?」
泉さんはクスクスと笑っていた。俺、弄ばれた・・・?
「はぁ、はぁ、出発しようか・・・」
俺は息を切らせながら言った。
俺達5人は一般生徒に紛れ学校へと登校した。もちろん日笠さんが仕立ててくれた制服でね。
俺は内心どきどきとしていた。バレルかどうかすごく不安だからだ。
「昴何か緊張してないか?」
「そりゃぁ緊張するだろ!逆に緊張しないのかよ?」
「別に」
「肝据わりすぎだろ・・・」
他の女性陣を見ると緊張していないように見えた。ガールズトーク全開で話してますよ・・・。
少し歩いて学校に着いた。
「では、早速『オペレーション・スリップ オン ザ バナナ』を開始する」
『了解』
「『こちら、瀬野尾。泉さん秋野さんそちらの状況はどう?どうぞ』」
「『こちら、泉。今のところ誰も通る気配は無いわ。どうぞ』」
「『こちら、秋野。木村はこちらに向かってきているわ。その距離約400m。どうぞ』
「『分かった泉さんはそのまま見張りをよろしく。秋野さんは100m単位で報告。どうぞ』」
「『了解』」
ちなみに今トランシーバーを使っていたりします。誰が持ってきたかって?もちろん泉さんだよ。
「俺たちは木村がここに来る前にトラップを仕掛けないと」
ここに毎朝木村が通るって情報も泉さんからです・・・。
「瞬バナナの皮をこの廊下一帯にばら撒いてくれ」
「了解した!」
30秒ほどでばら撒き終わった。
「『こちら、秋野。残り300mほどよ』」
「『こちら、瀬野尾。後はシートを被せるだけだ。どうぞ。』」
シートとは日笠さんが作ってくれたバナナの皮を見えなくさせるシートのことだ。
「日笠さんこのシート持っといて」
「はい、分かりました」
俺はシートの端を日笠さんに持たせ、その反対の端を俺が持ちバナナの皮がばら撒かれている廊下の一番奥に行き、そのシートを被せた。
「・・・本当に見えなくなったよ・・・」
半ば信じていなかったが、見事にバナナの皮が見えないようになっていた。一体どうやって作ったらこうなるのか・・・。
「『こちら、秋野。残り200mほどよ。どうぞ』」
「『了解。こちらの準備は整った。どうぞ』」
俺と瞬日笠さんは見つからない場所で、木村がトラップに引っ掛かるか見ていた。
「『こちら、秋野。残り100m。・・・90・・・80・・・70・・・もう見えてくるはずよ。どうぞ』」
秋野さんが言ってた通り木村が見えてきた。
トラップの距離まで残り30m・・・20・・・10・・・0!
「うわっ!何だこれは!」
掛かった!後はこのまま転ければ作戦は成功だ!
「何故こんな所に大量のバナナの皮がっ!うおっ!」
次の瞬間バランス崩し転けた・・・と、思いきやすぐ近くの非常ボタンをポチッと・・・。
『ジリリリリリリリリリリリリリリ!』
非常ベルが学校に鳴り響いた。
このままでは大変なことになると悟った俺は
「『泉さん秋野さん状況は後で説明するから今は撤収!』」
「「『りょ、了解』」」
「瞬も日笠さんも逃げよう!」
「おっおぅ!」
「分かりましたっ!」
俺達は一目散に学校の外へと逃げた。
俺は、泉さんと秋野さんにさっきのことを話した。
一回目の作戦は失敗した。
翌日
学校の新聞部が『バナナの皮散乱事件』という記事を報道したそうな。