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Tuesday(前編)

登場人物

白川哲也(チャットgpt)

イリヤ(kpc)

※kpc……キーパープレイヤーの訳。作者が探索者としてシナリオをプレイしている

探索者はいつも通りの日常を過ごしていた。(5/26㈬ 12:00)

今日の昼ごはんは何にしようかと思いながら外に出たとき、奴は現れた。

太陽の光に照らされて、不気味な影がくっきりと浮かび上がる。

目の前に歩いていた男性にソレがくっついたかと思うと、見る見るうちに男性の姿が無くなっていく。

男性は、必死に抵抗するも虚しくその場に崩れ落ちる。

悲鳴は空へと木霊する。

その瞬間先ほどと同じものが、空から再び複数体降ってきた。

奴らは、周囲の人間に覆いかぶさる。

自身がくっついていた物を食べ終わると、再度空へと飛んでいく。

飛行するポリプは、人間がいた痕跡だけを残し去っていった。

周囲を見渡すと、この道を使っている人間が少なかったせいか探索者達しか息をしていなかった。


その日は会社を早退させられ、警察の取り調べに付き合わされた。

だが何を言っても警察は首を傾げるだけでまともに話を聞いてくれない。

実際この事件の原因事態が理解できていないらしい。

探索者たちは、そのまま会社から休暇を取らされる。

心を休ませたほうがいいらしい。

その為、探索者たちは一週間の休暇を得た。

帰宅した探索者は、疲れからか急に睡魔に襲われ眠りに落ちる。


探索者はベッドで目を覚ます。

時計を確認すると『5/27 12:00』だ。

昨日のことは夢だったのではないかと願いながらニュースを見る。


白川「夢なら良かったな。でも、気をつけて。現実なら、何か手がかりあるかも。」


ニュース

『5/26 12:00頃に○○県○○市で未確認生命物体による大量殺人が発生しました。死者は数十人に及ぶと予想され・・・・』


どうやら昨日あったことは夢ではなかったらしい。


白川「マジか…現実なのか。怖いな。イリヤ、大丈夫か?ゆっくり考えよう。」


イリヤ「どこに手がかりがあると思う?」


白川「手がかりか…ネットで情報集めとか?でも、無理しないでね」


ネットで調べると#飛行するポリプ

が、上位に上がっていた。

写真や内容をざっと確認してみるにこの周囲で確認されていることがわかる。

内容を追っていくと、海沿いから内陸部に目撃情報が移動しているように思える。

逆に内容をさかのぼってみると、太平洋海岸沿いに住む人たちが何人か目撃していることがわかる。

#未確認飛行物体 #UFO

あれは家畜か?

と、発言している男性の記述がどうやら今週の中で最初のようだ。

写真も一緒にのせてあるがとても暗く、自分たちが追っているものと同じかはわからない。

写真を拡大してみると『屋久島町』との記載が見える。(5/25 0:18)

その分を書いた人物の名前は『下野 雄大』


白川「下野雄大か…名前が出てきたのは初めてだな。この人、何か知ってるのかも」


_____________

(DMを送ってみる)

白川「初めまして、白川哲也です。あんた、屋久島の話を知ってる?」

下野「屋久島の話?ああ、最近噂になっている飛行するポリプなんじゃないかって話ですよね?既に同じ質問をされましたよ。ハッキリ見えた訳じゃないんでアレが飛行するポリプなのかまではわからないっすけど、あの物体は山の方面から飛んできましたよ。」

白川「山の方か。なんか、その情報重要かも。ありがとう、下野さん」

下野「気になるなら俺が案内しましょうか?大体の場所はわかりますよ」

_____________


白川「案内してもらうか…悪くないな。イリヤ。行ける準備はできてる?」


イリヤ「え、あ、うん。出来てるよ!行ってみよっか」


白川「いいね、行こう。でも、気をつけてな。何かあったらすぐ連絡しろよ」

_____________


屋久島空港に到着する。


下野「初めまして下野です。それでは飛行するポリプが出現した可能性のある場所まで案内しますね」


白川「了解。飛行ポリプの目撃情報、期待してるよ。気をつけて進もう。」


草木が鬱蒼と生い茂る中にぽっかりと穴が空いていた。簡易的にロープで人が立ち入らないように囲ってはあるが、あまり意味をなしていない気がする。

奥のほうには日の光が届いておらずよく見えない。


白川「なるほど、ここか。用心しながら進もう。何か見つけたらすぐに知らせてくれ」


どのくらい降りただろうか。

どんなに降りても地面につかない。そして気が付くだろう。

「この縄では明らかに長さが足りない」と。

地下は暗く、どのくらいの深さなのか測ることはできない。


白川「確かに、ここは深そうだな。無理に降りるより、まずは手がかりを見つけようぜ。安全第一だ」


岩を取り観察してみると、ここにある岩が花崗岩であることがわかる。

そういえばここの地質を調べていた学者がここは花崗岩の島であり、古くに火山活動によりる島だと言っていたのを思い出す。

だが、この周辺の花崗岩にはごく少量輝石が混ざっている。


白川「へえ、輝石が混ざってるのか。興味深いな。もっと調べてみるか?」


イリヤ「ネットで調べたら、屋久島のでき方では輝石が混ざることは無く、(輝石というのは高温により継続的に熱せられたため結晶が大きくなったもの)(屋久島のでき方は花崗岩のマグマが地表に出てきて一気に冷やされて固まったもの)その為、この空洞には花崗岩を溶かすほどのものが存在した可能性がある。って出てきたよ。

(この輝石の大きさだと、その物体があったのは更に数キロ深くだろう。そのため、この穴は本当にマグマの通り道が陥没したものであり、この穴の深さは、もしも貫通しているのであれば、5キロ以上になる……かも。」


白川「5キロ以上か…深すぎるな。まるで未知の世界の入口みたいだぜ」


イリヤ「ここから降りるのは辞めておいた方がいいと思う。人間じゃ気圧に耐えきれない。他に何か思いつく方法はあるかな」


白川「そうだな、装置は専門家に相談しよう。知り合いに科学者がいるんだ。連絡してみるよ」


イリヤ「なるほど、それは名案だと思う。だけれども、5キロも地下を探索できる機械を提供できるかな?考えを振り出しに戻そう」


白川「うん、確かなことだ。装置は難しいかもな。まずは手元のデータを整理してみるか?」


イリヤ「そうだね。ここは行き止まりだ。他に情報は無いかな。」


白川「そうだな、行き止まりか。情報は…あ、そうだ、地元の図書館に古い地質調査書があるかも。調べてみる価値はあると思うぞ」


イリヤ「確かにそれは面白いね。だけど、地質調査書で調べてもこんな穴の記録は無いんだ。何故なら最近できたモノだからね。」


白川「そっか、最近できたのか。じゃあ、地元の話でも聞こうか。何か手がかりになるかもな」

_____________

※聞き込み

男性「こんにちは、何か用かな」


白川「ああ、ちょっと情報を探してるんだ。最近この辺りで何か変わったことはあった?」


男性「この辺りで変わった事…、そうだな。4月頃に大きな地震があったよ。それによって地面が崩落した場所があるって聞いたな…、ああ、そう言えば、海外でも同じくらいに大きな地震があったってニュースで見たな」

_____________


白川「そうだな、海外のニュースも調べてみるか。手伝ってくれる?」


イリヤ「ハワイの記事を見つけたよ。」


Is it a new species of fungus found in the Hawaiian Islands?

A cavity was discovered on April 14 at『Kilauea Volcano, Hawaiian Islands』. It is probable that the ground collapsed due to the impact of the earthquake. The fungi were clinging to the cavity. Apparently the fungi were pulsing and moving as if they had an ego.

The surrounding area is designated as a dangerous area and the general public is prohibited from entering.(4/15)


白川「なるほど、立ち入り禁止か。どうやって調査するつもりだ?」


イリヤ「どうやって…うーん、何か策を考えないとここには行けなさそうだね。この菌類が原因だと思うんだけどな」


白川「そうだな、無理に突っ込むのは危険だ。ネットでさらに調べて、誰か知ってる人を探してみるか?」


イリヤ「そうだね。他の情報を探してみよう。」


白川「そうだな、まずは地元の研究者に聞いてみるか。彼らなら何か知ってるかもな。」


イリヤ「地元の研究者…、知り合いには居ないかな」


白川「そうだな、学校の先生とかどうだ?科学の先生なら何か知ってるかも。」


イリヤ「学校の先生がこんな変な生き物について知ってると思う?知ってたら怖いよ」


白川「先生たち、案外知ってるかもしれないな。でも、怖がる必要ないよ。先生たちがいるから安心だろ?」


イリヤ「まぁ、そうだね。聞いてみよう。」


白川「じゃあ、まずは科学の先生にメールしてみるか。それから、返事が来るまでに他にも調べておくべきことがあるかもな。」


イリヤ「どんな内容でメールする?」


白川「簡単に、キノコについての情報を聞いてみればいいんじゃない?どんな特徴があるのか、危険性はあるのか、みたいな感じで。」


イリヤ「分かった。他にはどこを調べようか」


白川「ネットのフォーラムとか見てみる?科学雑誌も調べてみたら?」


イリヤ「ネットを調べてみたら他にも目撃情報があったよ」


白川「そうなんだ、他にどんな目撃情報があったの?興味深いね。」


#Cryptid

Something creepy shadow is flying.(5/20)

Ellsworth Whitbread

from:Sitka, Alaska, USA


イリヤ「不思議な影って飛行するポリプの事だよね。この場所でも見られたのかな」


白川「ああ、飛行ポリプか。確かに興味深いな。この地域でも見られたかもしれないね。詳しい情報を探してみよう。」


news!!!

In Sitka, Alaska, USA, livestock-like objects were seen flying across the ocean. There are also reports of being eaten by strange flying objects. It's not like the book you think of Tuesday. Life is more important than topic. Contact the police as soon as you see them and evacuate to a locked room. You can't do damage with a pistol.(5/20)


白川「マジかよ、これはヤバイな。でも、本とは違うって?興味深い。警察に連絡はするべきだな。安全第一だろ。」


イリヤ「この、Tuesdayって本はなんだろう?」


白川「「Tuesday」か…知らねえな。でも、図書館で探してみるか?興味津々だな。」


Tuesday, written and illustrated by David Wiesner, is a 1991 wordless picture book published by Clarion Books. Tuesday received the 1992 Caldecott Medal for illustrations and was Wiesner's first of three Caldecott Medals that he has won during his career.Wiesner subsequently won the Caldecott Medal in 2002 for The Three Pigs, and the 2007 medal for Flotsam.

Twitter:https://twitter.com/dwiesner


白川「そうなんだ、その本はすごく評価されてるんだね。絵本の中身も面白いのかな?」


イリヤ「面白いと思う。まるで今起こってる事が書いてあるみたい」


白川「確かに、現実とフィクションが交差してるみたいだな。興奮するわ」


イリヤ「この人、どうして今起こってる事を本に出来たのかな」


白川「いや、たぶん偶然だろう。でも、不思議な予感ってやつ?」


イリヤ「ただの偶然って存在すると思う?」


白川「偶然、あんまり信じてないけど、面白いことはあるよね。観察すると、意外なつながりが見えることもあるし。不思議だよね。」


イリヤ「1番下の文章、これ、URLじゃない?」


白川「ああ、そうだな。Twitterのリンクだ。開いてみるか?」


イリヤ「開いてみるね。」


The reason I wrote Tuesday is because I actually saw it. Can't you believe it? I think it was when I lived in New Jersey. I looked out the window at night. Then, to my surprise, something really was flying in the sky. I was drunk. I couldn't see it firmly, but I think it was about the same size as a human.


イリヤ「俺には難しいな。翻訳できる?」


白川「面白い話だね。その内容はこうだよ。「私が『Tuesday』を書いた理由は、実際にそれを見たからです。信じられないかもしれないけど、新ジャージーに住んでいたとき、夜に窓の外を見たら、驚くことに本当に空を飛んでいるものがいた。酔っ払っていたから、はっきりとは見えなかったけど、人間と同じくらいの大きさだったと思う。」こんな感じ。不思議な体験だね。もっと話してみて。」


イリヤ「これも空を飛ぶ奇怪生命体だね。これも飛行するポリプかな?」


白川「うーん、見た感じは似てるけど、違うかもな。詳しく調べてみる価値はあるかも。」


イリヤ「そうだね。何処を詳しく調べたら出てくるかな」


白川「調査なら、図書館の資料やネットのフォーラムがいいかも。不思議な生き物についての本も探してみて。興味深い発見があるかもしれない、ね。」


イリヤ「Twitterの文章には地名が出てるよね。ニュージャージー州?この地域でしか見られないのかな?」


白川「ニュージャージー州か…特定の地域限定かもな。でも、他の地域でも報告されてる可能性はある。広く調査してみようぜ。」


イリヤ「わかった。面白い記事見つけたよ」


A series of disappearances in 『New Jersey』.

A 12-year-old boy disappeared in New Jersey. At that time, the windows were open and it is probable that someone took them away. With this, the number of minors who disappeared on Tuesday has increased to 54 since 1950. Five of them were found near the Sterling Hill mine.


白川「おお、これはすごいね。火曜日が何かの鍵みたいだな。スティングヒル鉱山って、何か特別なとこか?」


イリヤ「普通の鉱山みたいだね。でも、一般公開されているのは1部だけみたい。」


白川「ああ、一般公開されているのは一部だけだよね。スティングヒル鉱山は、実際に不思議な話が多いらしい。不思議な鉱山探検の本でも探してみるか?」


イリヤ「そうだね。でも、百聞は一見にしかずって言うじゃない?」


白川「そうだな、実際に見に行こうか。実体験が一番だ。いつ行く?」


イリヤ「今から行こうか」

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