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ハーレムですわっっ。デキちゃった婚ですわっっ、どやっ。大宇宙ハーレム奇譚、キバとユキノのハーレムあれや、これや、だぜ。  作者: トウフキヌゴシ
第五章、マッチョハーレム

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第七十一話、吶喊

 R-66が歌いだす。


 ”愛し〇くれないまま”

 ”私を殺さ〇いで”


 宇宙あしながバチの群れが、一面の雲のようになっている。

 黒と黄色の洪水だ。


 ”彼女を思い〇がら”

 ”〇を殺さないで”


吶喊とっかんしなさいっ」

 ユキノが泣きながら叫ぶ。

 

 ”真っ白い雪風”

 ”舞〇散る夜の部屋で”


 エクストラコールドが蜂の群れの中に飛び込んだ。

 ”永久凍土装甲”は熱量兵器には強いが、蜂の噛みつきや針には物理的にダメージを受ける。

 蜂は、装甲に触れるたびに真っ白く凍り付いた。

 ダメージを受けた装甲を、ユキノの熱量奪取ヒートテックで即座に直す。

 凍り付いた蜂と、装甲から出る雪の結晶で、エクストラコールドの後ろに白い線を描いた。


 ”私〇呼吸は”

 ”ほと〇ど消えか〇てる”


「前進を全力でフォロー」

 エクストラコールドの前を、ケットシー・マークツーでミケが飛ぶ。

 左右のシールドビットはミケとクロのまかせた。

 ”ナマリブシ流、多重分身の術”

 スキル、”シュレディンガー”を用いた、質量を持った量子化だ。

 七体のケットシー・マークツーが名刀”鰹鉋かつおかんな”で切り裂いた。


 ”あなたが触れ〇ば”

 ”それだ〇できっと”


 R-66が歌う。

 エクストラコールドのレーダーに数えきれない蜂を表示させた。

 ヴウウウウ

「あううう」

 R-66が無数の蜂たちに群がられ、かまれ、刺され、バラバラにされた。

「でも、全生命体殺戮機械群バーサーカーの活動を止めるには、恒星くらいに落としてくださいね~」


 ”止まってし〇うほど”

 ”危〇い、かす〇な、吐息”


 [全生命体殺戮機械群バーサーカー、存在保存モードに入ります]

 女性のマシンボイスが響いた。

 両手足はバラバラ、お腹には針で開けられた大穴が空いている。

「もけけ、もけけけけ」

 全リミッター、解除。

 殺戮モードに入った。

 目からビーム、ロケットパンチ、オッ〇イミサイル、対昆虫用ナノマシン(バルサン)。

 髪の毛一本ですら生物を殺す。

 一方的な殺戮が始まった。


 ”愛してく〇ないまま”

 ”私〇殺さないで”

 ”……あいして……”(私を殺さな〇で、 歌、谷〇〇子)


 エクストラコールが、アルラウネの大木にたどり着いた。

 そのまま、勢いを殺さず体当たり(ラムアタック)。

 船体を大木にめり込ませる。


「行ってきます」

「イナバたちは船を護りなさい」

 船の周りには、全長3メートルくらいのトレント型、”ガーディアン・アルラウネ”が集まりつつある。

 イナバたちは、なんと六聖拳の使い手だ。 

 

「一時間して帰らなければ、離脱しなさい」

 ユキノが涙を流しながら、船から大木内に入った。

 落ちた涙が、白く広がり凍りついていく。

 ユキノは吹雪とともに移動した。


「キバさまあああああ」


 ユキノが叫んだ。


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