第六十一話、戦闘
著作権に触りませんように。
(ら~ら~、ら~ら~~)←無音
宇宙空間だ。
R-66の眼前には、ガラリア軍の戦艦三隻と、艦載機が9機、
……ではないですね。
「ら~ら~、ら~ら~~」←音が出た。
R-66が、”ダークマター式発声法”に変える。
◆
”ダークマター振動式宇宙空間音響理論”
音は、”空気”を振動して伝わる。
空気をダークマターに変え音を伝える方法が、”ダークマター式発声法”だ。
宇宙空間で、爆発音やバーニヤノズルの音がするのは、この技術の応用である。
昔の地球人類が、宇宙空間で歌を歌ったり、会話しているのはこの技術を知っていたからだと言われている。
が、ダークマターの存在を知らなかった昔の地球人類が、どのように発見、使用していたかはいまだなぞに包まれている。
また、彼女の声や歌は、精神を揺らす。
同じ様に、精神の揺れもダークマターを揺らす。
”全生命体完全殺戮用戦闘機械群”はその揺れを感知した。
彼女の生体レーダーの基礎理論である。
◆
「やはり、隠れていましたか」
高度なステルスで隠れている機体が、三機。
彼女にはパイロットの精神の揺れが視えていた。
キバたちにデータを送る。
「さあっ。今日も、”グッドライフ”を量産しますよっ」
パチン
片手をあげ指を鳴らす。
スクール水着が、白を基調としたシックなステージ衣装に変わる。
R-66が歌いだした。
『どんな、ゆ〇~を、見に〇こうか~』『』内は歌声です。
ゴーロゴーロ、「マスター、R-66様が歌いだしました
ゴーロゴーロ、「敵無線を奪取してもよろしいでしょうか」
フェリシアがミケに聞いた。
ゴーロゴーロ、「! できるのか?」
ゴーロゴーロ、「はいっ」
ゴーロゴーロ、「では、やれ」
ゴーロゴーロ、「はいっ」
フェリシアのの金髪が光り輝く。
スキル、シュレディンガーを利用した無線ハック。
軍艦も含めた敵の全ての機体から、
「ゴ~ロ、ゴ~ロ」
という、雷の音の様なものが響いた。
「まずいっ、サンダー01の無線ジャックだっ」
「無線を奪取されたぞ」
事情をしっている、”穏神刑部”の上官が焦りの声を上げた。
その場にいるすべての機体から、R-66の歌声が流れ始めた。
『悲〇さばか~りにおぼれ、おの〇かな~いで~』
「いくぞっ」
キバが機体を前進させる。
敵の宙間活動機は、
特殊仕様のステルス機、”豆狸四型”三機:豆狸五型のシュレディンガー非搭載の機体。
量産機、”豆狸三型”九機。
である。
新旧の豆狸シリーズがほぼそろったっ。
『じゆうじ〇~いにとび〇わって~、ああ』
キバがバズーカを撃った。
敵の一機に直撃、爆発四散させる。
別の機体のにチェ―ンマインを巻き付けた。
ショットガンを連射する。
(本小説は、どんなに激しい戦闘でも死者は出ない仕様になっております)
隣で、ドワイトのミスリルアックスが、巨大な斧で敵を縦にまっぷたつに斬った。
手斧を投げる。
「うわあああ」
敵のパイロットが叫んだ。
敵機のコックピットに斧の刃が入る。
ドカアアン
敵機は派手に爆発四散した。
(本小説は、どんなに激しい戦闘でも死者は出ない仕様になっております)
『かん〇いもばせいも飲み〇んで~~』
ゴーロゴーロ、「敵にステルス機がいるなあ」
ゴーロゴーロ、「マスター、”シ―ルドビット”を射出してもいいでしょうか」
ゴーロゴーロ、「”シールドビット”?」
ゴーロゴーロ、←フェリシアはミケに、高速猫言語で素早く説明する。
ケットシーマークツーの両腕から、シールドブースターが切り離され、飛び出していった。
別の世界線では、ビッ〇、ファン〇ルと呼ばれるものだ。
シールドビットが飛び去った先に、多数の爆発炎が上がった。
「ステルス機をやろう」
ケットシーマークツー本体がステルス状態になった。
敵の位置は、R-66の生体レーダーのおかげで丸見えである。
低温イオンジェットを吹かした。
スパッ
敵のステルス機に死角から、静かに近づく。
”名刀、鰹鉋を敵パイロットに直接差し入れた。
(本小説は、どんなに激しい戦闘でも死者は出ない仕様になっております)
『いのち〇らせ~、い〇ち散らせ~~~』
「ステルス状態を解除」
敵艦三艦の左横に突然、姿を現す。
「46センチ冷凍砲弾砲、展開」
ミユキがソファーから言った。
重ハーレム戦艦、”フェンリルウールヴ”の上部装甲が開き、二門巨大な砲塔が出てきた。
三連装、大和型の砲塔だ。
「目標、手前の敵戦艦、一斉射っ」
ドドドドドオオオン
計、六発の46センチ冷凍砲弾が打ち出され、四発が命中。
メインエンジンの熱を奪いながら、敵軍艦を二つに折った。
「次の目標っ」
残り二艦を爆散させる。
『この時〇に飛び〇って~』
『大〇を~〇び回って~』
『いのち〇らせ~、い〇ち散らせ~~、いえ~~』(キ〇グ・ヌー歌、”飛〇艇”改参照)
この戦闘は、ガラリア軍の全滅で終わった。
本小説は、どんなに激しい戦闘でも死者は出ない仕様になっております。←とても大事。
超脳筋戦闘集団、ユキノハーレム。
人の死ぬ話は嫌いです。




