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ハーレムですわっっ。デキちゃった婚ですわっっ、どやっ。大宇宙ハーレム奇譚、キバとユキノのハーレムあれや、これや、だぜ。  作者: トウフキヌゴシ
第四章、ネコハーレム

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第五十八話、出港

「マリア・マクレガーを無事に返してほしくば、”317、小惑星帯”に来い」

「サンダー01と、豆狸、五式をエクストラコールドに乗せ、一隻だけでだ」

 ガラリア軍から酒場に届いた通信である。

 映像はなく横線のノイズだけだった。


「フェンリルウールヴをステルス状態で出します」

 ミユキとハロクが言った。

 長年培われたミユキの、”スニーキングスキル”は伊達ではないのである。


「監察官さんとヤマさんは、フェンリルウールヴに乗って下さい」


 ミユキもヤマも妊婦だ。

 防御力の高い重軍用艦、”フェンリルウールヴ”に乗った。


「いざとなったら、僕の、”ピグマリオン”を出すよ」

 監察官の攻撃型戦闘艇、”ピグマリオン”。

 動力源は、圧縮されたブラックホールだ。

 単艦で惑星を圧壊させることが可能だが、攻撃力が高すぎる。

 監察官という立場からも出しにくい。


「ソウダマルで、出ますニャ」

 ミケは、捕まっているマリアの近くに潜伏しているらしい。

「マリア様を、ミケ様とソウダマルで救出しますニャ」

 ミケはクノイチ、ソウダマルは、隠密粒子ステルスコロイドを装備したニンジャ艦である。


 エクストラコールドには、キバとユキノ、フェリシアとドワイト、R-66とイナバ五姉妹が乗った。


 当然エリンステーションには、ガラリア軍のスカウトが残っている。

 先にフェンリルウールヴとソウダマルが、ガラリア軍の監視とついでに、エリンステーション宇宙港の管制からも気づかれずに出港する。


「心配するな、お前の母ちゃんは必ず助けてやる」

 キバがフェリシアの頭を撫でる。


「ええ、大丈夫ですわ」

 ユキノがフェリシアの手をつないだ。


「コルトバ本星も動き出したぞい」

 ドワイトだ。


「うんっ」

 ……マリア母様……

 泣きながらもフェリシアが答えた。


 エクストラコールドが出港する。



 ガラリア軍、軍艦、文福茶釜改、艦内。


「ここだぜ、親友、面会は手早くな」

 

 プシュン


 マリアが監禁されている部屋が、音を立てて開いた。


「あ、あなたは、ミケさん」

 マリアが声を出した。


「しー」

 ミケが口の前に指を立てる。

「今、俺の部下が救出しにこちらにむかっている」

「脱出用のハッチまで行こう」

 艦内に到着してから調べた。


「おいおい相棒、その女をどこに連れて行くんだい」


「いやあ、隊長に連れて来いって言われてさ」

 マリアの手錠を持ち引っ張る。


「そうか、ご苦労なこったな」


「まあな」

「行こう」

 マリアに小さな声で言う。

 兵士の前を通り抜けた。

 脱出用のハッチに向かった。



 その頃、エリンステーションの近くに、一隻のハーレム船がダイブアウトしていた。


 歓迎ハニトラ用迎賓館併設型外交用ハーレム艦、”ヴァルハラ”である。


 「おーほっほっほ、来ましたわ」


 ブワリ

  

 黒い立て巻きロールが無遠慮に広がる。

 コルトバ星第二王女、コユキである。

 彼女は、ユキメ族らしからぬ華やかな外見と、社交的な性格を生かし外交官をしているのだ。

 かなり優秀。 


「可愛いよ、マイハニー」

 コユキハーレムのマスター、アルフレッドだ。

 コユキの腰に手を回し引き寄せる。

 彼は隣の大国の第二王子。

 外交官としてきたコユキにひとめぼれし、口説き落とした過去がある。

 溺愛中だ。


 ちなみに、取り巻きの美女五人は他国の優秀な殿方を、”ヴァルハラ”(←コルトバ星)にかっさらうための、バルキリー(←ハニトラ要員)である。キリッ。


「脳筋のガラリア帝国など恐るるに足りないわっ」


 コユキは胸を張った。

 豊かな胸が揺れる。


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