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ハーレムですわっっ。デキちゃった婚ですわっっ、どやっ。大宇宙ハーレム奇譚、キバとユキノのハーレムあれや、これや、だぜ。  作者: トウフキヌゴシ
第三章、ハネムーンハーレム

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第四十九話、スニーキング

「流石ですね」

 イナバ・ミが小さく言った。

 彼女は、エクストラコールドの通信およびレーダーを担当している。

 レーダーの範囲ぎりぎりをついてくる、”フェンリルウールヴ”には気づいていた。

 イナバ五姉妹にも伝えてある。


「見事な、宇宙スニーキング術ですね」


 エクストラコールドの2倍近いフェンリル級重戦艦である。

 電波封鎖や灯火管制。

 ステルスコロイドに、バーニア光を極力見せない等、あらゆる手段を使っている。

 手慣れていた。

 しばらくした先、この技術が生かされる時が来る。


 キバとユキノ、ヤマ以外、全員(R-66も)、”フェンリルウールヴ”に気付いていたのではあるが。


 場所は、惑星アタミの軌道ステーション。

 フェンリルウールヴが、隣のドッグに入って来た。


「あらっ、あれはミユキお姉さまの船ですわ」

 VIPルームの窓から見えた。


「……偶然ね」

 ミユキがモニター通信に出る。

 背後で気まずそうにハロクが頭を下げていた。


「お姉さまも、新婚えんそくですか?」


 コクリ

 ミユキが頷く。


「じゃあ、一緒に、アタミを回りましょうっ」

 ユキノが元気よく言った。


 コクリ

 ミユキがもう一度うなずいた。


 ミユキのスニーキング行為にユキノは気づかない。



 ”惑星、アタミ”


 今や、太陽系は、赤色巨星化した太陽に飲み込まれて存在していない。

 地球人類は、月や衛星を巨大な宇宙船に改造して、太陽系から避難していた。

 そのとき、地球の地形や生物のDNA情報などを収集している。

 そのデータを使い、別の星に新たな、”地球”を創る。


 ”ファーストビル(初まりの土地)計画”である。


 ”惑星アタミ”は、その計画により、惑星開発公社が、惑星改造テラフォーミングした星であった。

 特に、首都アタミは、地球時代の熱海を忠実に再現されていると言われている。



「さあ、行きますわよ~」

 

 地上に降りる、連絡船に、ユキノハーレム一行とミユキとハロクが乗り込む。

 連絡船の後ろには、空き缶が沢山紐に繋がれて吊るされていた。(←ブライダルカーというらしい)

 特殊な技術で、宇宙でもガラガラと音が出る。


「空き缶っ?」

 キバだ。


「おや、キバ君は知らないのかい」

「古い地球の習慣で、空き缶の音には、魔除けやゲン担ぎの意味があるらしいよ」

 新〇さんいらっしゃいの、か〇らさ〇しの女装をした監察官が言った。


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