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ハーレムですわっっ。デキちゃった婚ですわっっ、どやっ。大宇宙ハーレム奇譚、キバとユキノのハーレムあれや、これや、だぜ。  作者: トウフキヌゴシ
第三章、ハネムーンハーレム

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第四十三話、エリンステーション

 R-66が、床にモップをかけている。

 エリンステーションの酒場だ。


 ユキノたちは、ハーレムを正式に結成し、”お披露目”も終えた。

 これからは、ユキメの王族の一員として、行動していくことになる。


「これから、何をすればいいんだ」

 キバだ。


「そうですわねえ、第一の目的は、”子作り”ですが」

 ちらっ

 ユキノがキバをチラ見する。

 少し桜色になっている。

「結婚してからでないと嫌なんでしょう」

 ”子作り”は

 まだ二人は、婚約中だ。

 王族や貴族の結婚は、準備に一年くらいはかかる。


 しかし、ハーレムを作るユキメ族だ。

 ”できちゃった婚”は武勇伝の一つだ。

 全体の四割が、”できちゃった婚”だったりする。

 ユキメ族の伝統、”夜這い”の結果だ。

 ユキメ族が、宇宙一恋愛の苦手な種族と言われる理由の一つである。

 

「”できちゃった婚”は武勇伝の一つですわよ~~」

 いつでも、カッモ~~ンですわよ~~


 モガモガ


 キバが大慌てでユキノの口を押えた。


「すまんな……」 

 700年前の地球は、結婚や出産は完全に軍に管理されていた。

 キバにとっては一年前だ。

 ”婚前交渉”は、男女ともに公開処刑である。

 特に、軍の許可のないものはだ。


「価値観の違いがすごいな」

 酒場の親父がしみじみと言った。


「文化だねえ」

「うんうん」

 新妻の、監察官とヤマだ。


「いや、ああいうのは最初に話あっといた方がいい」

「うんうん、円満な結婚生活の秘訣だね」

「子供の教育方針もな」


 ごろつき達のアドバイスである。

 全員、明るく楽しい家庭持ちだ。


「「「あっ、ヤマちゃん、結婚おめでとう、それと、ユキノちゃんの婚約おめでとう」」」


 ユキノハーレム一行は、エリンステーションに帰ってきていた。



「そうですわねえ、色々なお仕事がありますわねえ」

 

 永久凍土装甲のメンテナンス。

 シェープシフターに襲われた時の仕事ですわね。


 ハーレム要員の勧誘。

 優秀な人材を、ヘッドハンティングですわ。


 宇宙冒険者としての活動。

 ”イワシモドキ”の撃退などで、ハーレムを有名にしていきましょう。


 ”女王様とお呼び”ミッション。

 コルトバ本星から、仕事が送られてきますわ。

 ハーレムの★に関わるミッションだ。

 次代の女王になりたかったら、積極的に受けるべきですわ。

 略して、”お呼び”ミッション。


「まあ、船の維持費やハーレム要員の人件費は、国が予算を組んでくれますわね」

 ちなみに、ハーレム要員は国家公務員である。


「ふふふ、一緒にのんびり宇宙を見て回りましょう」

 ユキノが言った。


「……そうだな、分かった」

 キバが答えた。


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