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ハーレムですわっっ。デキちゃった婚ですわっっ、どやっ。大宇宙ハーレム奇譚、キバとユキノのハーレムあれや、これや、だぜ。  作者: トウフキヌゴシ
第二章、ミユキハーレム

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第四十一話、女王様とお呼びっ

ユキノさんを女王様と呼びたい人は、☆を★に変えてください。(コルトバ国籍が必要)

 首都、”エターナル・スプリング”に帰ってきた。


「”女王様とお呼びっ”のアプリはダウンロードしたか」

 コルトバ現女王、”ユキナミ”が娘たちに言った。

 ユキナミには、年ごろの娘が四人いた。

 

「はい、しております」

 175センチくらいの細身スレンダーな身体。

 腰までの長い髪。

 糸目の美人。


 長女の、”ユキカゼ”だ。

 

「しました。 次の女王は私ですっ」

 165センチくらいの身長。

 着物が似合う体型が多いユキメ族の中では珍しく、メリハリのある身体。

 黒髪の見事な立て巻きロール。

 野望を欠片も隠さない。


 次女の、”コユキ”である。

 

「ん」

 無表情に、興味のなさそうに答えた。


 三女の、”ミユキ”だ。


「これですわね、ここですわ」

 ピッピ、ピッピとブレスレットコマンダーで、アプリをダウンロードしている。


 四女の”ユキノ”だ。

 

「皆も知っての通り、”女王位継承権争奪戦”、通称、”女王様とお呼びっ”は星(★)を奪い合う加点制だ」

 ユキナミである。

 

 

 ”女王位継承権争奪戦”、通称、”女王様とお呼びっ”


 ”コルトバの国籍”を持っているものに一人、五個の星が与えられる。

 女王と呼びたい人に、星をつけるのだ。

 判断するのは、公務中や女王候補として行動しているときである。

 アプリに、件名とあるのなら映像、”これから判断してくれ”と公示が出るのである。

 人気投票に近い。

 

 例:”女王様候補、公務中、鞭をお使いになられる様子”等



 四人が頷く。


「とりあえず、三年から五年で、”女王教育”を受けられるかどうかを判断するからな」

 当然急に、女王にはなれない。

 女王教育はスタート地点である。


 お~ほほほほ

 次の女王は私よっ


 ストーカーの”ミユキ”(ハロクが通報していれば、おまわりさんのお世話に()()()なっていたはずだ)


 中身はほぼスノウオーガーの”ユキノ”

「あらっ、あらっ」

 とアプリがまだダウンロードできていない。


 ライバルは、”ユキカゼ”お姉さまだけね。

 

 ふわり


 黒髪の立て巻きロールを、これ見よがしにひるがえした。


「それでは、明日、”コルトバ鹿鳴館”にて、”お披露目”を行う」

 ユキナミが宣言した。


 女王候補とそのハーレム要員を、国の内外に発表する場であった。


◆ 


「明日の、”お披露目”は、ドレスですわよ~」

 ユキノが言った。


「そうなのか」 

 キバだ。

 基本、ハーレム要員は全員参加。


「ほほう」

 監察官が興味深そうにうなずく。

 自分で衣装を作るのだろう。


 ユキメ族は、基本、畳に板間、着物である。

 しかし、銀河文明開化したときに、宇宙の中央から、スーツやドレスを取り入れた。

 ”ザンギリ頭を叩いてみれば……”と言う歌が有名だ。

 男性が、頭に、”鉄砲”を乗せなくなったのもこの時期である。


 同じように取り入れた建築物が、”コルトバ鹿鳴館”である。


 土足で絨毯。

 靴を脱いだり、床に直にに座ったりするのを止めるのに苦労したそうだ。


 ゴ~ロ、ゴ~ロ

 炬燵に埋まり、喉を鳴らしていた、”ミケ”が気だるげに顔を上げた。

 

 私も参加かあ?


 隣で、部下二人も身じろぎする。

 猫系獣人、三人は相変わらずのようだ




鉄砲イコールちょんまげ

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