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ハーレムですわっっ。デキちゃった婚ですわっっ、どやっ。大宇宙ハーレム奇譚、キバとユキノのハーレムあれや、これや、だぜ。  作者: トウフキヌゴシ
第二章、ミユキハーレム

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第三十五話、挨拶

ランクSの宇宙冒険者は、単体で惑星を破壊可能。

「ユキノさんと、結婚を前提としたお付き合いを、許してほしいです」

 正座をして、すっと頭を下げたキバの姿は、不動のいわおのようだ。


「キ、キバ様ああ」


 プシュウウ


 全身ピンク色に染まったユキノは、いまにも倒れそうだ。

 そっとキバがユキノの手を取る。


「ふふ、ユキノは、色々事情を抱えた子だ」

「よろしくたのむよ」

 つないだ手を見ながら、トウマが言う。


 地球人類の固有・種族特性スキル、”根性シューゾーソウル”か

 あらゆる状態異常をキャンセルする。

 ユキノの種族特性スキル、”熱量奪取ヒートテック、強”は無差別に相手の熱を奪いつくすものだ。

 トウマは、平気な顔で手を繋いでいるキバを見て、ほっとしたような顔をした。


「幸せにおなり、ユキノ」

 ユキナミが、優しく言った。


「はいっ」



「ミ、ミユキさんを僕にくださいっ」

 ハロクが、声を震わせた。


「……ついに捕まえたんだね、ミユキ……」

 トウマがしみじみと言った。


「追いかけ始めて、五年かあ」

「色々迷惑をかけたねえ、婿()殿()

 ユキナミだ。

 五年間ミユキが、ストーカーをしていたことは知っている。


「愛想をつかされないように気をつけるんだよ、ミユキ」


「んっ」

 瞳と頬をほんのり桜色の染めて、ミユキが答えた。


「こんな娘でよければ、貰ってくれ」

 ミユキにヤンデレの素養があることを知っている、ユキナミが真剣な声を出す。


「は、はいっっ」

 ハロクが大声で答えた。



「お義父様、お義母様、()()()と、”婚姻の試練”を受けたいのですが」

 タイトスカートの礼服で横座りをした、監察官が言った。

 グラマラスな黒髪の美女姿だ。

 キリリとした表情が美しい。


「ア、アニー」

 隣に座ったヤマが驚きの声を上げる。


「知っていたのですね」

 ヤマとユキノの祖母であるカーリーは、元オーガークイーン。

 スノーオーガーのリーダーの血筋だ。

 一応ヤマは、オーガープリンセスになる。

 

「婚姻の試練は、オーガーキングを決める為に行われる」

 監察官が静かに言った。


「そうか、ではスノーオーガーの地下都市、”カッパドキア“に向かうが良い」

「連絡しといてやろう」

 ユキナミだ。


「無理しなくてもいいんだよ」

 トウマが心配そうに言う。


 文明開化した後スノーオーガーに、他の星人との細かな政治は無理だ。

 ユキメ族に、星の政治を丸投げして久しい。

 そのかわり、武力面で貢献する。

 オーガーキングと言っても、ほとんど名誉職だ。

 しかし、力を重視するスノーオーガーの間では、意味が大きい。


 まあ、監察官は、ランクSの宇宙冒険者らしいから、大丈夫だろう。


「でも、婚姻の試練は、パーティーで挑むレイド戦のはず」

 ヤマが不安な声を出す。


「あらあら、当然ユキノハーレムは協力しますわよ〜」

 キバも横で頷く。


「ぼ、僕たちも」

 ハロクとミユキも手を挙げた。


「あ、ありがとう」

 監察官とヤマが頭を下げた。


 監察官の、アイテムボックスから出した、彼女の宇宙船、“ピグマリオン”で“カッパドキア”まで移動した。



  

ユキノよりヤマの方が地位は上。

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