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ハーレムですわっっ。デキちゃった婚ですわっっ、どやっ。大宇宙ハーレム奇譚、キバとユキノのハーレムあれや、これや、だぜ。  作者: トウフキヌゴシ
第二章、ミユキハーレム

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第三十三話、長靴をはいた、ネコ喫茶

「まあっ、可愛いっ」

 ユキノが、大声を上げた。


 目の前に、執事服と侍女服を着た、”長靴族”が並んで立っていた。

 ”長靴族”は130センチくらいの立ち上がった猫だ。

 ”長靴ブーツ”は、民族衣装である。


「何でもお言いつけ下さいだにゃあ、ご主人さまぁ」

 小さな執事服を着て、執事な礼をする、キジネコの、”キジ”だ。 


「これからよろしくお願いしますだにゃあ、お嬢さまぁ」

 小ぶりなエプロンドレスが可愛い、黒猫の、”クロ”である。

 

 二匹はつがいだ。


 ”キジ”も”クロ”も、賞金稼ぎ(バウンティーハンター)の”ミケ”の部下である。

 ミケは、つい最近ユキノハーレムに登録された。

 しかし、エクストラコールドの高級炬燵に入り浸る為、船内で働いてもらうことにした。


「どうだい、僕の作った衣装は」

 メイドの女装をした観察官が言った。

 ちなみに、今までの彼の衣装は、全て自分で作っている。

 ヤマが膝の上に攫う。

 メイドの上にメイドが乗った。


「こ、これは確かに凄いな……」

 キバは、自然とゆるんでしまう口元を手で隠した。


 存外、二匹はこの格好が気にいったらしく、常にこの姿でいることになる。



 ユキノたちの船は、ダイブワープし補給ステーションについた。

 水や燃料の補給中、ステーションの中で過ごす。

 皆で、ステーション内の街を歩いた。


「次にダイブワープすると、コルトバ本星ですわ」


「にゃあ、にゃあ」

 とネコ執事とネコ侍女が皆の周りを、ちょこちょこと歩く。


「可愛い~」

「まあっ」

「ほんとに可愛いわっ」


 周りの人や、すれ違った人が振り向いた。


「あのっ、動画を取ってもいいですか?」


 二匹の雇い主であるミケも含めた、全員がお互いの顔を見回す。

 ミケが二匹にいいのかを聞いた。


「私たちは良いですにゃあ」

 キジが嫁のクロを目で確認した後、言う。

 二匹は、肉球の手を繋いだ。


「「「尊いっ」」」


 この時の映像が、宇宙動画に流される。

 全宇宙の猫好きを夢中にさせ、驚異的な再生回数を叩きだした。


 これをもとに、ネコマタ本星では、”執事、侍女、ネコ喫茶”が開店し大繁盛することになる。


 近い将来、これをさらに進めた、”コスプレネコ喫茶”は、星の観光の中心になるのだにゃあ。

 


「ダイブアウト」


 宇宙の、海中(四次元面)から海上(三次元面)に浮上した。


 純白の惑星が、目の前に広がっている。


「これが……」

 ユキノたちの母星


「コルトバですわ」

 ユキノがキバの手を握る。

 キバが、指を絡めるつなぎ方に変えた。



 ”惑星、コルトバ”


 平均温度、-10度の極寒の惑星。

 主恒星より距離が遠いため、日差しが少ない。

 幸い温泉が、惑星表面各地に出ており、その温度で生命を紡いだ。

 洞窟などが多数あり、洞窟内は意外と暖かく快適である。

 ”永久凍土装甲”の元となったユキメ族の、”KAMAKURA”コロニーは、民族的建築物として有名。

 スノウオーガーの巨大地下都市と、ユキメ族は棲み分けされていた。



 ユキノたちの船は、軌道上の、”コルトバ”ステーション”に入港した。




ね〇めーわく(竹〇泉、作)参照。

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