表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハーレムですわっっ。デキちゃった婚ですわっっ、どやっ。大宇宙ハーレム奇譚、キバとユキノのハーレムあれや、これや、だぜ。  作者: トウフキヌゴシ
第二章、ミユキハーレム

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/74

第二十五話、フィギュアマスター

愚者=アフォ。

あ○踊り期間だったのだ。

 補給を終えた一行は、惑星コルトバに向け出発した。

 ダイブワープで移動中である。


「あと一回補給ステーションによれば、惑星コルトバにつきますわ、キバ様」


「あと二回ワープすれば着くのか…」

「ユキノの両親に、結婚が前提のお付き合いの許可を頂きたいのだが…」

「ご両親はどんな方なのか?」

 キバは、コールドスリープで眠っていた、700年前の地球人類である。

 結婚、及び二人以上の子作りが前提の交際である。


「まあっ」

 ユキノが全身を桜色に染めた。

「トウマ父様は穏やかな人ですわ」


「シュラかあちゃんとカーリーばあちゃんが問題かなあ」

 ユキノは“取替えっ子(チェンジリング)”で、スノウオーガーから生まれてきたユキメ族。

 ヤマとは実の姉妹だ。

 母も祖母もスノウオーガーだ。


「キバなら、二人に勝てるよ」


「うふふ、そうですわね」


「ん? 勝てるってなんだ?」

 

「スノウオーガーは、略奪婚なんだよ」

 ヤマに色々なものを略奪された、監察官が言った。

 ボンテージ(拘束)服の女装をしている。


「略奪婚⁉︎」


(わたくし)を両親から奪ってくださいまし」


 ポッ


 ユキノが赤くなった。


「お、おう、頑張るぜ」

 キバが、顔を少し赤くしながら言った。



「海賊、“愚者と踊る人形“です」

「水と食料を置いていってください」

 突然、船内放送が流れる。

 無線ジャックされたようだ。


 VIPルームの障子を開けて、窓ガラスから船の外を見た。


「愚者の人形(フーリッシュドール)っ」


 海賊船には灰色に赤で、”踊り提灯を持った棒人形”が描かれていた。


「まあっ、こんなところにハロクお義兄様が」


「お義兄様?」


「ええ、ミユキお姉様の想い人です」



 宇宙海賊 ”愚者と踊る人形“

 引きこもりで、フィギュアオタクのハロクが所有する工房船”オールフリー“だ。

 ハロクは、天才的なフィギュアマイスターである。

 フィギュアにAIを詰んで自力で動けるように改造すると、“海賊女王ツインリンクス”のフィギュアが暴走。

 海賊行為を始める。

 船内は、女性フィギュアで一杯だ。

 ユキノの姉、”ミユキ“のフィギュアを作ったことで、ミユキに見染められる。

 彼は、全力で彼女から逃亡中だ。



「ヤマ」


「姫様」


 ハロクを捕獲しましょう


「イナバたち、白兵戦用意っ」

「トラクタービーム照射」

 海賊船”オールフリー“を”エクストラコールド“が引っ張り寄せる。

 接舷した後、突入口が打ち込まれる。


「吶喊っですわ〜」

「「なぜだ~」」

 女海賊の格好をした、二体のフィギュアが叫んだ。

 双子という設定である。

 縄でぐるぐる巻きにされていた。


「中身は、軍用アンドロイドですねえ~」

 セクサロイドである、Rー66がのんびりと言った。


 海賊”愚者と踊る人形”は、逆に制圧されていた。


 ユキノたちは、イナバたちも含めて何気に戦闘能力は高かった。


「ユ、ユ、ユキノ君?」

 金髪の前髪で目を隠した、線の細い青年が現れた。

 背を丸めている。


「あら、ハロク様、お久しぶりです」

「このまま、ミユキお姉さまのところまで、連れていきますわよ~」


「い、い、いやだ~」


 未来の義兄候補を捕獲した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ