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ハーレムですわっっ。デキちゃった婚ですわっっ、どやっ。大宇宙ハーレム奇譚、キバとユキノのハーレムあれや、これや、だぜ。  作者: トウフキヌゴシ
第二章、ミユキハーレム

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第二十三話、古代の海

 “エクストラコールド”は、惑星“コルドバ”に向けて、ダイブワープ中である。

 

「あ〜、この海域は“古代魚”エリアだねえ」

 “サカナクン”の女装をした、観察官が言った。


「古代魚エリア?」

 キバが怪訝な声を出した。


「見てごらん」

 ブリッジの後ろにあるVIpルームの、コタツから立ち上がった。

 

「どれどれ?」

 ユキノがついてくる。

 勤務時間内なので、ヤマは侍女服でユキノに背後に控える。

 窓の外を見た。


「あれは、メガシャークのように見えて、メガロドンだよ」

 エクストラコールドの、3分の1くらいの大きさだ。


「メガロドンッ、古代のサメですね〜」

 R−66が、掃除しながら言った。

 全生命体殺戮用機械群(バーサーカー)は、コ○シ方も含めて生命(ライフ)に詳しい。

 

「このエリアは、観光地としても有名だよ」


「ちょっと見ていきましょうか」


 エクストラコールドを停止させた。



「そういや、R−66は、生体用の高性能レーダーを搭載していたよね」

 観察官が聞いた。


「そうですよ〜」

 あれっ、なぜそのことを知ってるんで ブツッ(←隠匿コード発動)


「おマメさん経由で、“エクストラコールド”に繋いでくれる」

 

「いいですよ〜」


「お呼びですか、旦那様」

 こたつの上に、ホログラフのおマメさんが現れる。


「はじめましてっ、全生命体殺戮用機械群(バーサーカー)のセクサロイド、端末番号、R−66といいますっ」

 きっちり正座をして頭を下げる。


「まあっ、可愛らしいお嬢様ですね」

「私は、九五式宙間活動機、“豆狸”の支援用AIです」

「おマメとお呼びください」


「私と、”繋がる“ のですね」


「はいっ、対生物用レーダーがいるそうですっ」


 おマメさんがモジモジとこたつに、のの字を書いている。

 ”繋がる“だなんて

 さすが、高性能セクサロイドですね

 ためらいがありません


 繋がった。


「うわああ、すごいですねっ」

「稼働時間600年の大先輩じゃないですか」

「ウイルス、打ち込んでいいですかっ」(←AI的アメリカンジョーク)

 R−66が、大声で言った。


「いえいえ、R−66様も、300年近くあるじゃないですか」

「私なんて、ロートルのおばあちゃんですよ」


「いえいえいえ、私なんてまだまだヒヨッコで」


「いえいえいえいえ、」


 高性能AI同士の謙遜合戦が、しばらく続いた。


 

 船外の生物が”空間表示“される。


「あれは、メガロドンの”ギドラ種“だね」

 首が三つ付いている。


「あちらは、”クトゥルフー種“ですよ〜」

 首が三つ、後ろ半分が蛸の足。


「あれは??」

 腹ビレにミサ○ルが?


「あれは、なに」

 ユキノの指さす方に頭が鎧に覆われたようなSAKANAがいた。


「タンクルオステウスですね〜」


「あれは」


「アンモナイトだね」


「人の顔がついてるんだが」


「珍しいですねっ、シー○ンですっ」


「ほら、あそこに、モササウルスがいるよ」


 エクストラコールドを、ゆっくりと移動させる。


 最後は、


 ガチッ


 二つのエビのような食碗が、エクストラコールドを掴んだ。

 二つの丸い大きな目。

 複雑な丸い口。

 三角形のひれが横腹に並ぶ。

 大きさは、エクストラコールドと変わらない。


「アノマロカリス・タイタニアですねっ」


 ガチガチとかじられても、流石に装甲には傷はつかなかった。


「凄い迫力だ」


「面白かったですわね、キバ様」


「最後のは苦手かなあ」

 ヤマは虫系は苦手だ。

 

 ユキノ達は、古代の海を堪能した。


 

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