私の何か。。
ドロドロにあふれた液体が私の体をめぐって、何もかもがなくなった気がする。
ふらりと降る雪が私の目の前を通って、これが私なのかと思う。
抱えきれないおもりを抱いて、何かを託してくれるあの人に私は真正面から向き合いたいと思う
目をそらしたくなるような現実ばかりで何かを無くしてしまったような感慨で。
章はいくつまでになったのだろう。私が何章にもわたって歩いてきたこの道が、何かに閉鎖されてしまわぬように、必死に、必死に立ち向かう。涙ながらに、ぼろぼろの体を引きずって、地面の土を握りしめてただ、立つことを目標にして。
私はわたしだと。そして私が何者なのかはわからないままに。
ただそれがそれであるために。。