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劇中劇とエンドロール  作者: 遠禾
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登場人物

尾根オネ アカツキ

16歳 高校2年生

小学生の頃に演劇の楽しさに目覚め、女優を志すようになる。しかし芸能事務所のオーディションにも落選続きで燻っている。また、所属している演劇部でも未だに主人公格の役を担った事が無い為、自身の才能に限界を感じている。

ひょんな事からクラスメイトの葵が小説を書くと知り、次の演目『可愛そうなお姫様のはなし』のシナリオを依頼する。

真面目で努力家な反面、自分の実力にコンプレックスを抱いており、また可愛げのない名前も嫌っている。


劇での役柄 リリィ

姫君の侍女。おしとやかだが気が弱く、姫の言いなりの日々を過ごしている。



加百カド アオイ

16歳 高校2年生

暁のクラスメイト。授業中だろうが休み時間だろうが構わず常にノートやメモ帳、ルーズリーフに何かしら書き連ねている。当然友達はいない。

帰宅通路が途中まで暁と同じだった事から話をするようになる。小説を書くのが趣味だが両親に頭ごなしに否定された為、学校でストレス発散の為もあって文章を書き殴っている。祖父は私立校の理事長であり、両親も教師なのもあって厳しく育てられている。

鬱屈が溜まっている所為か会話が下手で、書く話も兎に角暗い。

暁が初めての葵の書いた小説を褒めてくれた事で、嬉しくなってシナリオ提供を引き受ける。



花色ハナイロ ヒカリ

17歳 高校3年生

演劇部部長だが、ほぼ名前だけの肩書きで実質演劇部を仕切っているのは柚葉であり、光自身は殆ど部活に顔を出さない。

口数は少ない上にぼそぼそ喋り、主張をしない。極度の人見知りでもある。

子供の頃は劇団に所属していた。

普段は大人しいが、演技は役の人格そのものが宿ったかのような素晴らしい演技を見せる。威風堂々とした演技もこなす。


劇での役柄 エリザーベト

生まれ持った美貌を傲り、我儘放題で周囲を振り回す悪女。



甲斐カイ 柚葉ユズハ

17歳 高校3年生

演劇部の副部長で、光の幼馴染み。実質演劇部は彼が仕切っている。

穏やかで人当たりも良く、リーダーシップも取れている為理想の先輩と慕われており、暁も憧れている。

子供の頃光の出演する舞台を観て、彼女の芝居に圧倒された事から自分も演劇に興味を持ち、以降彼女が心おきなく演じる事に夢中になれるよう、サポートを心掛けている。


劇での役柄 ルーイ

エリザーベトの恋人で、真面目で誠実な騎士。しかしエリザーベトの狂気にのまれ、自身を見失ってしまう。



カシワ 山吹ヤマブキ

16歳 高校1年生

新入生にして派手な金茶の髪と不遜な態度、そして圧倒的な演技力で周囲を唖然とさせた生意気な少年。歌乃とは犬猿の仲と思いきや意外と仲が良い。

実力が物をいい、入部して最初の演目である『可愛そうなお姫様のはなし』で重要な役を得た事で周りから顰蹙を買うがまるで気にしてない。父親が有名な俳優であり、子役経験あり。


役柄 ウィル

田舎騎士。武功をあげた事で王に謁見を許された際、望みを問われ姫に恋人がいる事を知らず彼女との婚約を願い出る。勇敢な性格で、姫君の裏の顔を知って絶望しながらも、ある行動に出る。



山木ヤマキ 歌乃ウタノ

16歳 高校1年生

友達に誘われて演劇部に入ったら思いの外楽しくなったらしく、1年生の中でも努力を重ね頭角を表している。仲の良い双子の妹に貰ったちゃちなペンダントを大事に持っている。

気が強い性格で不正が大嫌い。部長なのに役目を一向に果たさない光や、暁に甘え真面目に部活動に励まない梓を苦手にしている。真面目に自身を磨こうとする暁や、怠けているように見えるが正論を言い、正当な実力を見せる山吹には好意を抱いている。


役柄 ソフィア

名前こそあるものの、ただの脇役であり台詞は殆どない。メイドその1といった役柄。



黒神クロカミ アズサ

17歳 高校2年生

元モデルで、長い艶やかな髪とプロポーション、大人びた美貌と無口な事から周囲から少し距離を置かれていた。実際は光程ではないが人見知りで引っ込み思案な為、クラスで浮いていたところを1年生の時暁が話し掛けて助けた為、暁を追いかけるような形で中途半端な時期に演劇部に入部する。

元々その引っ込み思案過ぎる性格故にモデル業も支障を来して辞めたのもあり、人前で台詞を言うなどもってのほか。棒読みどころか台詞もまともに言えない。その美貌が偶々役のイメージに合っていた為魔女役に抜擢されたが、死ぬ役が嫌だと駄々をこねた為暁も呆れてしまった。


役柄 メディア

姫君は国に滅びをもたらすと予言をした為、物語冒頭で処刑される。その美貌にエリザーベトが嫉妬したとも言われる。

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