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コドク  作者: 龍陽
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他人と繋がっていることによるものを中心に


これは私の独白である。


みなさんは他人と関わっているのに孤独を感じることがあるだろうか。私はある。そしてこれを非常に恐れる。




たとえば、友人たちと3人で話すとき、他の二人が共通の話題で盛り上がるなか、私という人間はどうやってもその話題に入り込めないなんてことだ。みなさん1度は経験がないだろうか。


このようなことは「ただの」友人であるならば、些末なことかもしれないし、大して話したくもない形だけの友人の場合はむしろ楽になっていいかもしれない。


しかしながら、もし、その友人の一人がみなさんにとって、恋慕う相手すなわちあの人であるとしたらどうであろう。もし、もう一人すなわちあいつと仲を深めてしまったら……


話題に入れない無力な自分を私は恨み、あいつをのろい、果てはあの人をも憎む。この事を私は非常に恐れる。なぜならば二人は大切な友人でもあるのだから。


こう書くと孤独を恐れているのか、あの人をあいつにとられるのが怖いのか。と、思われる方も居るかもしれないが、この恐れとは私の心に同居するものである。最近は恐れるあまりに動悸やイライラが止まらないのである。


ここまで恐れを増長させる要因には、SNS がある。私とあいつ、あの人はSNS で繋がっている。一件、私からは二人の会話が見えるようだが、みなさんもお分かりの通りSNS 上において二人で会話する方法はいくらでもあるのである。私は疑心暗鬼になってしまっている。しかも二人で会話していることをあの人が私に言ってくるし、頻度も多いようで質が悪い。早い話勝ち目がない。ブス・ビンボー・低能の私は最初から負けていた。


そうおもってもなぜかときどきあの人は思わせ振りなことをいってくる。どうすればいいのか。私はこの事に怒りを覚える。このような感情を面と向かって話すことができない孤独も私を蝕む原因である。





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