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見せますが何か  作者: 飯田橋 ネコ
第三部
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第二話

<東シナ海 宮古島北方30カイリ>


 本島がもぬけの殻になってからこっち、ここいらの海にもともと出張ってきていたアイツラはいよいよその数を増やしてきた。あんな我が物顔で大量のソデイカを持っていかれちゃぁ商売上がったりだ。

 海保の那覇保安部と航空基地が閉鎖されたおかげで、巡視船も航空機も来やしねえ。まぁアメリカさんと中国が手打ちしたってコトだから、今じゃ友邦の漁船団サマなワケで、おおっぴらに取り締まりもできねえってトコなんだろうけれども、俺たちの海と稼ぎは一体誰が守ってくれるってんだろうな?

 本島の方じゃぁ夜中に浜に漁船が寄ってきちゃぁ倉庫から器具庫からゴッソリやられちまってるらしい。漁協も県警もひっくるめてとにかく全員鹿児島へ退避させられたからアイツラのやりたい放題なんだとよ。しまいにゃぁ住み着くんじゃねえのか? 水道以外は問題ねぇワケだし。


 昨日なんかデッカイ軍艦が列作って北の方に進んでった。大型船の航路でもねえのにとんでもない船速で、行き合いん時の舵の切り方とかまるで無視で、デッカイ波蹴立ててさぁ。こっちの仕掛け全部やられちまってホント迷惑だよ。甲板にまで兵隊と戦車のっけて、アレはいったい何処へ行くんだろうな? 近々台湾へ乗り込むんじゃねえか? って石垣の漁協のヤツがウワサしてたけど、あのまままっすぐ行ったら九州だぜ? まったく物騒な世の中になっちまったよなぁ。

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