モノクロ少女

プロローグ

ーそれは突然起こった。

少女はただ単に自室のベッドで眠りについていた。部活で久しぶりの休日を過ごせることにワクワクしていたが、寝たい衝動に駆られてついついベッドに寝転がってしまった。あとのことは起きたらにしようと決めて。

しかし、その思いが叶うことはなかった。目を開けて起き上がった瞬間、少女は呆気にとられて声を出すことができなかったが、数秒後...

「ここはいったいどこーーっっっ！！？？」

彼女の声はどこまでも響いていった。