恥の夜更け
どうやら生きている、背骨が曲がる、
ゲップが出る、顔を顰める、不愉快を撒き散らす
誰かが死ねと呟いた、気がする
それは私に向かって?自分に向かって?
傷付いた?別に大丈夫だけど、
今の私に理性はない、ので、私も死ねと呟いた
胸焼けに毒付いても、気持ち悪いだけでした
如何にもこうにも生きている、背筋を伸ばす
深呼吸をする、口元を拭う、愉快な人になりたい
理性がないくせ、生きろと人に説けもしない
小さく死ねと呟いた、確かに呟いた
それは誰に向かって?自分に向かって?
撒き散らされた吐瀉物は、やたらと野蛮で恐いから
雨に洗われてくれると、きっと信じているんです