第31話「ヨキーの裏切り!?協力プレイはどこへ行った」
ヒカリは考えていた。
(……いける。今度こそ、いける!)
──今回のミニゲームは2対2の協力プレイ。味方と呼吸を合わせて、障害物を避けつつゴールを目指す「ナイスラン・デュオ」。
敵は赤髭とピンクの姫。
そして味方は──
「ヨキー!」
緑の……なんだろう?乗り物?恐竜?いつも笑ってる顔で、舌をぺろぺろしてる生き物だった。
「よし、ヨキー。行くよ!この坂は左回り、ジャンプは私に任せて!」
「ヨキー!」
「右手あげて、理解したらうなずいて!」
「……ヨキ。」
「え、YES? NO? どっち!?てかYESとか言えんの!?」
カウントダウンが始まる。
「3!」
「ヨキー!」
「2!」
「ヨキー!!」
「1!」
「ヨキィィィ!!!!!」
「……って、もう走ってる!?早すぎィィィィ!!」
ゲームスタート直後、ヨキーは猛ダッシュでコースを突っ走る。しかも全力で右側の岩場に突っ込む。
「右って言ってない!!逆ーーーッ!!」
ヒカリ、完全に振り回されて落下連発。敵チームは涼しい顔でゴール。
「WINNER!」
赤髭と姫が勝ちポーズを決める後ろで、ヒカリは項垂れていた。
「……ヨキー、あんた……わざとだろ……」
ヨキーは笑顔で「ヨキー♡」
ヒカリのHPが0になった。
ヒカリの一言:
「お願いだから言語パッチ入れてから来てくれ!!!!」




