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第32話「またかよ列車!地獄の一等席へようこそ」

「ヒカリさん、また乗車ですね!」


乗務員風のキャラがニッコリと笑って手を振る。その手には、またしても“あの切符”が。


「はあああああ!? なんで!? 何でまた私だけ列車なの!?」


直前のターン、ヒカリはついにスター取得圏内に入り、20コインも溜まっていた。誰もが「今度こそ!」と期待した矢先のハプニングマス直踏みである。


「本当にあった怖い話:ハプニングマス編。やってられるかー!!」


叫んでも無駄だった。次の瞬間、ガコンと地面が開き、レールがせり上がってくる。おなじみの重厚な汽笛音とともに、黒塗りの列車がヒカリの前に滑り込んできた。


「うそでしょ!? この列車、私の家!? スタート地点直行便、もう3回目なんだけど!?」


乗せられたヒカリの絶望をよそに、列車は絶好調。爆音とともに動き出し、フィールドを優雅に横断していく。


「ピーチ……いや、桃姫……またスター取った……? いや見間違いじゃ……ないよね……?」


画面の向こうでは桃姫がスターを獲得し、控えめにくるくると回転していた。


「もう許さないからな……!」


ようやくスタート地点に戻されたヒカリ。再出発をしようとしたその瞬間、目の前に現れたのは――


「ひ、ひかりサン、きょーはなにヲするノカ、きーにナルヨキー」


「……ああ、ヨキー……。今だけは、あんたの謎テンションが救いだよ……」


次のサイコロを手にしたヒカリは、ようやく小さく微笑んだ。


「でもね……今度こそ、スター取ってみせるからな!!!」


次のターン、ヒカリの反撃が始まる……かもしれない。

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