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RISE・BEYOND  作者: ローガン
8/12

【8話/ザ・プリズン・ブレイカーズ】

100万トンの油圧プレス機でスクワット

10万トンの鉄塊(廃遊園地から外され圧縮された観覧車や廃車)を引き上げ肉体を鍛えたり,

水深約1万1000mを想定した水圧の中で

息止め無呼吸運動をするなど,悪童の家では,

滅茶苦茶に鍛えられて居た。


一家惨殺事件を引き起こしたそいつは,

少年院に打ち打ち込まれた。


「俺に勝てる奴なんかいねぇ」


傲慢にも少年院でも暴れまわった。


「おい662サボるな!」


「あぁ⁉︎黙れや!」


瞬間時速563キロの拳速は燃える魔拳と成る,

瞬間刹那を超えたパンチ速度は帰還雷撃並み,

熱量はマグマや3000°,テッポウエビの

プラズマ衝撃波並みに至る。


「ガハ」


「雑魚が調子こくなや?」


腹から拳を叩き込み,背骨を引きちぎり鞭にした

のだ。


「オラァ!」


グサっと調理用の包丁が腹筋を貫く。


「なんだでめぇ」


「ひぃ口から血を流しながらしゃべ,ガボ」


一般人すらうまく振るえば先端が音速に至る

武器,当たり前だがあり得ない速さの斬撃は

人間を軽々引き裂いた。


その後もバトルが続いた。


ガンオタクが作った調理用のコンロのガスと

十八禁モデルガンを改造した火炎放射器を

更に改造したガスとプラズマを利用する

鉄板を焼き切れたり溶接や鉄加工が

可能ならビームソードや。


警備員が居眠り中に,防衛用に携帯して居た

スタンガンをテーザー銃に,更に改造して

出力を上げて死刑に使われる電気椅子並みの

電圧を持つまでに改造したレールガンと言う。


もはや兵器並み武器に加えて発射するコイルを

イジった普通に拳銃並みの破壊力がある

ゴム弾の銃を持った少年兵と沢山の警備員が

相手になった。


「掛かってこいやオラァァァ!」


「おぉ!」


台風の日の雨に等しい量の弾丸が全方位から

飛ぶが全て避け切りレールガンを直撃して体が麻痺ってる時にビームソードが直撃するが。


「熱い訳ないだろ!」


金縛りのような痺れから解放され武器を持った

奴らを素手で撲殺し。


「辞めてくれ!家族が居るんだ!」


「死ねぇ!」


空気すら武器にしてみせたのだ,パンチをした

衝撃波で冷酷に無慈悲に殺す。


「オラァァァ!」


「甘いそれは分身だぜ」


分身ではなくゴリ押し速度による残像,原理は

人間の目には今まで映っていたものをそのまま認識する習性がある。


これを利用し,まずは相手に自分がいることを

認識させる,その場から素早く動き,そして停止点を見つけたらその場に止る,一瞬だけ停止して,また動き始める,繰り返し元の位置に戻る

と言うもんだが,100の分身の術をゴリ押しで

出してるのだ。


ちなみに本来忍術の技術だと歩法と呼吸法が

重要になる。


「オラァ!」


バゴォォォン!風圧すら周辺一帯を吹き飛ばす,

少年院の数十km先まで吹っ飛ぶ。


「ガハ」


もちろんだが少年院に入る少年兵,ただもの

ではない,が。


「雑魚が,ちょっとスケールを拡張してやる」


次の瞬間更に加速して,なんと1秒,ベロだけで

身体に幾数千の穴を作り首を真っ二つにする。


「あぁ,久々にシャバに出た気分だぜ」


そう言うと少年院の表層に居た少年兵より

遥かに強い奴が出てくる。


「神田さん,病弱な俺を強くしてくれた神田さん,

12歳にして八段より強くなった僕を!

見てくださァァァい!」


「特別少年院層の牢獄から出てきたのか?」


「誰だあんた?まさかここら辺破壊したの

君?」


「あぁ」


「ありがとう,牢屋を潰してくれて」


「テメェのためちゃうわぁ!」


バゴォォォンと風の刃が飛ぶが。


「イヒ!」


風向きを変えて反射してきやがった。


「んな⁉︎」


「どうですか?」


「へぇ多少やるようだな,だが!」


次の瞬間とんでもない速さでバタ足をすると

空中に飛行しだす。


「はっはっは!オラオラオラオラオラ!」


すると空中から幾千と言う風の刃(蹴って音の壁を破って出来た斬撃)を飛ばしまくる。


「まるで嵐ですねぇ,ですがまだまだですよぉ!

イヒヒヒ!ゲホゲホ」


次の瞬間,咳の衝撃に乗せて唾を吐く。


「んな⁉︎はっや⁉︎」


飛んできた唾は頬を掠めるとたった少し

触れただけで肉を掠め取った。


「イヒヒ!」


更に戦場の動きは加速する。


「(非常にまずい,確かあそこにハイビルがあったはず!)」


そうするとバタ足をやめて約10000km強行った先にある第二虹廃ビルに一瞬で着く。


「ここならやつも追ってこれないだろ」


トントン。


「あ!誰だ,,,よ」


「イヒヒヒ」


おもちゃも切れ味がない上に引っ込む果物ナイフで310m,30万4000tはあるあのハイビルを

細切れにしやがった!


「んだよそれぇぇ⁉︎(推定5京J以上の斬撃威力

だと⁉︎)」


「これは近くの百均で売ってまして〜」


「んな事聞いてねぇ!」


大量に落ちてくる瓦礫の山,木っ端微塵に成って飛んでくる数千トンの質量を諸にくらう。


も無傷。


「ふぅヒヤヒヤさせやがって!」


2500京Jに至る脚力でぶっ飛ぶ。


「あいつはどこに」


だが次の瞬間,背筋に悪寒が走る。


「なんだ⁉︎」

「う〜しろデス!本気出しますよ?」


1.1穣強Jに至る爆発的な斬撃が空を飛ぶ。


「ヒィ⁉︎(一体なんなんだよこいつ⁉︎)」


「イヒヒヒ!」


バゴォォォンとぶっ飛ばされる。


「カハ,はっはぁはたすけて」


「ダメですよ?」


グサリ!とはならなかった。


「,,,」


「少年院から出てきた人か?助けて」


「私は貴方を知りませんねぇ」


「,,,」


ロミオ・ジュリエッタがそこには居た。


「学校の前で騒ぐな」


静かな怒りを持った眼は深淵を映し出し

て居た。


「ヒィ⁉︎」

「んな⁉︎」


覚醒の力は二つのものを持つ。


殺戮の波動,人間の奥底に眠る闘争本能を

解放するもので戦闘中,状況に応じて自動的

に肉体が的確な行動をとる意識と肉体を

切り離し無意識の戦闘本能に任せるもの,故に

常に相手の動きより最適解を選びあらゆる

弱点克服し続ける。


暴力的衝動,発現すると暴力性が剥き出しになり

あらゆる残虐な事をものともせず息をするように行えるようになる。


それこそが覚醒なのだ。


「貴方こそ私達の遊びを邪魔しなヒィ⁉︎」


「あまり今の僕を切れさせないでくれ,

テニスをしているとき間違えてボールを

バラバラにしてしまってな,イライラして

居るんだ」


「だからなんですかぁ!」


次の瞬間,再度あの本気の斬撃が飛ぶように見えたのだが。


「んな⁉︎抜刀できないだろガハ!」


手を動かす動作を封じて顎に膝をぶち込む。


「くそが舐めるなよ!」


距離を取り本気の斬撃が飛ぶ,だが。


「,,,」


覚醒はどんな危機でも回避する事が出来るのだ,

当たり前のように皮一枚避ける。


「ワザと斬撃ギリギリに避けやがったなぁ!」


幾数千の斬撃全てギリギリにかわしやがる。


「攻撃を弾かれる度により強く鋭いものへと

際限なく進化していきやがる,さっきまで

ギリギリが更にギリギリに回避してついに

もはや触れてると錯覚するほどに洗練された」


「,,,」


覚醒とは,超感覚的な技術なのだ,それを

単なる怒りで呼応させるロミオは天才と言って

差し支えないだろう。


「ここら付近には学校があります,場所を

移しましょう」


「なら良い場所がある」


瀕死の虫ケラが喋る。


「さっき飛んだ時見えたんだ,島がある」


「無人島ですか」


「あぁ,そこならきっと誰も居ない」


「なら行きますか」


そうして早速に無人島に行く,斉賀鬼塚が

ヘリで行ったリゾートになんと水の上を

走りながら渡ったんだ。


「ついて早速イヒヒヒ!」


「俺と決着かぁ!」


すると瀕死の癖して小指だけで島を

動かしやがった。


「うお⁉︎」


おもちゃナイフを持つそいつはすっ転ぶ。


「オラァ!」


バゴォォォン!島全体に地震のような衝撃が

走る。


「ガハ!」


「どうだくそやろ,うぐ」


首元ギリギリにナイフが突き立てられて居た。


「はぁっはぁっはぁっっく,舐めてんじゃねぇぞ」


「なら喰らえよ,6分の1ではない俺の速さの

蹴りを」


質量を伴った雷撃とまで言われた速さを持つ

蹴りを放つ。


「ハァァァ,,,それで?」


「んな⁉︎」


落雷すら無傷でなんとおもちゃナイフの柄で

衝撃を吸収したんだ。


「ふー,,,」


己の剣術や武術を極限まで極める事で,やがて辿り着く境地,今は神田と龍司しか至って居ない

あの場所にこいつも辿り着く。


「師匠の力,借りますよ」


瞬間的に周りは真っ暗になる,違う原子の動きや

光の投影より早いのだ,もはや時間が停止してるのかと錯覚してしまう程に感覚は冴えて居た,

相手の呼吸,心拍,汗,重心の位置,筋肉の収縮,

骨格,筋肉,内臓の働きさえも手に取るように

分かりなどの全てを見抜くことであらゆる

動きを正確に先読みが可能となった。


「シュ」


「んな⁉︎」


少年院を破壊した少年,一瞬にして細切れと

化す。


「次は貴方ですよ,名前を知らぬ人」


「,,,」


「死んでください」


次の瞬間ナイフを持って近づくのだが。


「んな⁉︎」


「,,,」


たった1拳,約3.3ナノ秒,雷速の拳が放たれ,

白色の閃光プラズマに包まれる,

島の地面は半径数十kmクレーターが形成され,

圧縮空気爆破による衝撃波は辺りを更地にする

には十分すぎる威力だった。


「ガハ!」


まだまだだと言わんばかりにロミオの口角が

上がる。


秒速約3億回の拳が飛ぶ。


先程の雷が如し攻撃をコピーしたのだ。


「クゥ!(まずい,鉄力でなんとか耐えられるが

きつい)」


体の金剛化を目指す武術がある,五体を鍛え

尽くす,最終的にそれは大砲すら耐えるように

なる,その上更にナイフを持ったこいつには

技術があった。


海綿体組織同様に大量の血液を身体で循環

させて一点に送る事で高質化と

肥大化が出来るのだ,それは鉄力である。


「,,,」


「ガハ!(こいつの拳⁉︎まさか見ただけで⁉︎)

しかもお前飛んで⁉︎」


「,,,」


「さっきの分身術擬⁉︎(なんて奴なんだこいつ⁉︎

勝てねぇ!なら全力の渾身行くぜ)」


次の瞬間,真人に向けて鉄力を使っても自身の拳や前腕の骨が粉砕骨折するほどの威力で

ぶん殴る。


「渾撃!」


バゴォォォン!しっかり奥まで入る。


「へへ!いつもは武器で本気を出す時にやってるが,良いもんだなぁ素手格闘技に流用する

無刀流も!」


先程放った本気の斬撃を素手で放ったのだ。


だが。


「,,,」


「は?」


なんと真後ろに居るじゃないか。


「俺すら見えない速さだと⁉︎喰らえ!」


大量の運動エネルギーを必要とする球形の

マッハパンチを飛ばす技,闘気波動。


「渾撃を更に強くした一撃だぜ!これで死んで

なきゃ妖怪かなんかの類ガハ!」


バゴォォォンと背後で頭から蹴りが入る。


「,,,」


「う,,,」


しかもその闘気波動をパクられた上に

螺旋掌底拳と組み合わせられて,飛ぶ

竜巻,螺旋波動として放たれた。


「んな馬鹿な⁉︎しかも腕が変形してない

つまり渾撃を骨折なしでやりやがったの⁉︎

サイボーグかよ⁉︎」


ぐしゃぐしゃぐしゃぐしゃっとそいつは

バラバラになった。


「,,,」


「ふ〜,頂きだぜお前ら」


こうして二人の骸を前にそいつら全ての

技を体得したロミオ・ジュリエッタは

学校の方角に帰るのだった。


「なぁなぁ良いだろ」


「ダメだよ〜だ」


帰りの途中で数分の間に特別少年院生と

少年院生猛者を倒したロミオは友達と

一緒に帰ったのだった。


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