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RISE・BEYOND  作者: ローガン
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【1話/サバイバル・オブ・ザ・フィッテスト】

【1話/サバイバル・オブ・ザ・フィッテスト】

「おい真人!ちげえだろ,俺が買ってこいって

言ったのは,焼きそばパンだぞ!」


「え?でもさっきメロンパンって」


パチンっと叩かれる音が響く。


「今気が変わったんだよ早く買ってこい」


「(なんで自腹なんだ)」


「あ?何睨んでんだよ」


「もう限界だ!我慢ならない」


真人は涙を流して居た。


「あぁ?何が我慢ならねぇんだよ!」


バゴーン,蹴りが溝落ちに深く入る。


「,,,」


「あぁ?」


だがしかし,全く効く気配なし,瞬間の事である。


「,,,」


あり得ないほどの速さの拳が飛び

バゴォォォンと地を滑る。


「ガハァ⁉︎(コイツ,あり得ねぇ⁉︎)」


「龍司さん!助けて下さい!」


するとガタイが良い不良が来る。


「おい,こりゃどう言う了見だ?」


「え?」


バン,爆発的な衝撃波が走る,気絶寸前が

頭に蹴りをもらい瀕死寸前と成る。


「なぁチビやろう,俺の子分をやったよな?」


「,,,」


今現在,真人は焦燥が自己嫌悪に至り,それが

ストレスを生み続ける根源と成り,最終的には

暴走に至って居た。


「んな⁉︎」


不良は本質的に喧嘩を何か理解して居た,

自身より一回りも二回りも小さなコイツが,

資質として圧倒的に自身を上回って居る事を。


よくある格差から生じる現象,自身が小さく見え相手が大きく見えるオーラ現象が発生して

居た。


「チィ舐められたままで居られっかよ!」


瞬間大振りの拳が飛ぶ,だがそれはスカッと

空を切る。


「チィ,ふ,な〜んてな!」


すると奴は腕を切り返して燕返し手刀を

行う。


「,,,」


だがしかし軽々交わす。


「当たりさえしてくれれば,,,ん?」


二チャリと嫌な顔を浮かべると近くのロッカーをまるでボーリング玉のように穴を開けて

指を突っ込む。


「なぁ,お前邪魔!」


瞬間ロッカー内に入って居た教科書,ノートが

散乱した瞬間。


「バァ」


視界を潰してロッカーで殴りかかりにきた

のだ。


「,,,」


バゴーン,頭に直撃する。


「っしゃ!(確実に死んだだろ,はぁ⁉︎)」


扉をクッション代わりにして居た。


「,,,」


ミシ,ミシリリリパキン!ドアノブに手をかけて,

真人はドアノブを引きちぎって居た。


「何⁉︎」


刹那,残像すら見えない速さで踏み込む。


「んな,はや⁉︎」


バゴーン,コメカミに一撃入った。


「うぉぁぁぁ!!!」


勢いよく壁を突き破り3階の教室から地面に

叩きつけられる。


「がは!(クソ⁉︎息が苦しい,内蔵はギリ破裂

してないっぽいが重症なのは間違いない)」


「,,,」


上から真人は見上げるように見て居た。


すると,ヒュースタンスタンスタン。


「何ィ⁉︎(軍隊式の九点設置着地だと⁉︎しかも

13mちょっとのウチの3階から落ちたってのに

速攻で俺に向かってきてやがる)」


「不味い⁉︎」


すると虫の息で立ち上がった不良の親玉は

足を引きずりなんとか体育館裏まで行く。


「おいお前達!タバコ吸ってねぇで手伝え!」


「どうしました?龍司さん」

「兄貴!授業終わりましたか?」

「そういや武田がまだ来とらんなぁ」


「あっ」


「兄貴?どうしてそんな真っ青なんすか?

それに脂汗まで,,,ん?後ろに居るあいつが

原因ですか?」


瞬間的に皆の背筋が凍る。


「,,,」


ヒューっと軽く上げられた足は頭のテッペン

から地に叩きつけたその瞬間アスファルトの

地面が抉れる。


「ヒェ⁉︎兄貴はなんて化け物を連れて来たん

すか!」


「すまねぇ」


「(だが兄貴の強さはあいつより強い筈,いや

このやられよう,勝てないって事か,,,ならば)」


瞬間一人が立ち上がる。


「おいお前ら!」


「はい!」


「親玉取られたらはい終了って,そんなんで

良いのかよ俺らは!今までだって沢山強い奴と

やり合ってきたろう!」


「でも流石に規格外過ぎますよ!副総長!」


「だからって恐怖に怯えたまま嬲り殺されるの

なんかもっと嫌だよな!」


皆がゴクリと息を呑む。


「死ぬくらいなら殺す,違うかよ!みんな

芋引いて絶対に嫌な筈だよな!」


「おぅ!そうだよ副総長!」

「そうだ!そうだ!」


幾十人と言う恐怖に怯えた不良達を鼓舞して

立ち直らせた。


「(あいつが地を蹴った時に露出した鉄骨,

使えるかもな)」


瞬間的に真人が飛び出る。


ブォーン風切り音だけで当たっては行けない

と言うことがひしひし伝わる。


「ひぃ」


「,,,」


ピキ,ピキピキ。


「(なぜだろうか,空間の温度が

少し上がったように感じる,,,は⁉︎)」


真人の顔面は真っ赤に成り,血管が

ビキビキに浮かび上がってるでは無いか,

白い目を剥き歯をぎしぎしと鳴らして居る

では無いか。


「待って!辞め」


ヒューバゴーン!不良の一人は自身の

顔面が抉られたように知覚する,周辺に居る

不良達すら背後の体育館の白い壁が見えたと

見間違えるほどに。


背後約数mにまるでクレーンが建物を

撤去する際に使う鉄球に直撃したような

一撃が起こる。


「ガハ」


「ッチ⁉︎なんて奴だ」


背後の壁に不良が貫通して居た。


「ヒィ」


「落ちつけ!(やつも人の子だ,きっと攻撃を

喰らう筈,あれを引き抜けば)」


すると副総長は耳打ちして作戦を

結構する。


「(副総長,あと頼んます)うぉー!男気

見せたらんかい俺ぇ!」


歯を食いしばった不良がブチ切れてる

真人に向かって行く,だが。


「は?」


「,,,」


白い目と目が向き合ったと思った次の瞬間,

不良は全方位を見て居た。


「(一体何が起こって)」


不良は思う,そして副総長が一瞬映ったその

1フレームを鮮明に記憶して居た,あり得ないと

真っ青になった顔で俺を見て居たんだ。


「すまねぇ,だがこれで剥き出しになって居る

鉄を,ッグカッテェ,手から血が,痛がって

られっかよオラァァァ!」


手から大量の血を出しながらなんとか鉄を

引き千切る副総長。


「はぁっはぁっはぁっ」


「,,,」


なんと息切れず,真っ赤に憤怒した顔で,

人間をヌンチャク代わりに使って居るのだ。


「残像⁉︎」


とてつもない風圧が飛び付近に居た,

奮い立った不良達が仰け反る。


「,,,」


瞬間,ヌンチャクがわりにまるで棒を振り回す

子供のように軽々と,だがしかし達人が如し

縦横無尽に基礎から,八の字回し,肩越しの受け渡し,背後での受け渡し,手首を転がすような回転技,ストライク,空中回転させてからの攻撃など一通り楽しんだ後に捨てられた。


「ぁぁぁ」


眼は血が充血,鼻から鼻血,鼓膜は割れ,

肋骨数十本骨折してる上に肺に刺さる,

鼻骨陥没,全身内出血,複数箇所筋肉断裂,

脳震盪に加えて気絶して居る。


「クッッッッッ⁉︎明らかな重症,

だが致命傷にはならないようセーブした

上で徹底的に痛ぶってんのか,,,チ!

クソガァァァオラァ!」


なんと背筋に突き刺さる。


「よし決まっ」


バゴーン,後ろの振り向きざまに顎に

クリーンヒットする。


真人は二チャリと笑って居た。


「(っな⁉︎あれさっきまで真っ赤だった

顔が,薄気味悪りぃ,痛くねぇのかよ,,,

なるほど,全てはこいつに仕組まれて居たって

訳か)」


真人は事前に自身がボコボコにした際の

言い訳まで考えた上で半殺し,半々殺し,

半々々殺しと滅茶苦茶にして居たのだ,

過剰防衛にならないようにワザと

背中に一撃を喰らったのだ。


それに大量のアドレナリンが放出してる今,

全ての攻撃は無痛,故にして痛くも痒くも

ないのだ。


「(くっそ思考がまとまらない,参謀だなんて

言われて居たのに演技力に惑わされて

まんまと罠に引っかかっちまった訳だ,

俺の血液でべったりな上に指紋も体育館の

壁にある,しかも,あぁ今は未来を考えるな

すまねぇ龍司さん,俺は)」


だがしかし,ガシ。


「,,,」


「へへ,死んだふり作戦だぜ,甘いなお前

俺に回復する隙を与えるなんて」


「龍司さん⁉︎(あの顔!行ける,俺も軽い脳震盪だがまだ戦える,ゴリラより強いウチの大将,

龍司の兄貴が居てくれたなら,行ける)」


高校生一年の頭を張って居る大宮龍司,

その背筋力まさにゴリラ超えると言われて居る,それは500kgに相当する引っ張る力を加えても

びくともしない,中型動物捕獲用の分厚い

格子を無理やり握り潰して開けたのだ,推定握力は600kgfに至る。


そんな男に足を掴まれたら最後。


「しかも今俺は火事場だぜぇ!脳解放した

一撃喰らいやがれ!」


ミシッッポク。


「,,,」


「嘘だろ?」

「龍司さんが握り潰してるってのにこいつ⁉︎」


足の骨が折れてるような折れてないような

指をポキポキ鳴らす時の上位互換みたいな

音が響くが,無表情で立って居た,ヒビ?または

より以下のダメージは入っただろうか。


「ドラララララ!」


分速812回に至る副総長の連続パンチが

入る。


「,,,」


「顔色一つ変わってねぇ,,,だと」


ドガーンっと一撃が溝落ちに入る。


「ガハ」


「龍司さん!」


体育館の壁の無い方に飛ばされ,数十m吹き飛ぶ。


「まるでダンプカーに轢かれたような

衝撃波だぜ,ぐは」


追撃の一撃が顔面に入る。


「ひぇ」


二チャリと真人は笑う。


「,,,」


すると拳を固め出す。


「何をしてんだあいつ,,,な⁉︎」


整備された地形を持つ体育館裏,わりかしに

広く舗装された材料はアスファルトである,

アスファルトとは,20〜40 MPa程度の強度を

持ち,下には砕石や地盤がある。


瞬間,バゴーンっと爆発音が響くと同時に

拳はその地を叩いて居た,震度は真人の知覚の

龍司だけではなく遠くに居た副総長にも

届いて居た。


「んな⁉︎アニメキャラクターかよお前!」


衝撃の大半はアスファルトを破壊して下の砕石層まで貫通,地盤にもダメージを与えた,

形成されたクレーターは放射状ひび割れに

加えて中央は完全に陥没して居た。


「(身体が一瞬浮きやがった,,,局所的に

マグニチュード4.5弱の地震を引き起こし

やがるパンチか,これは単に憶測だが,

直径20m強,深さ5m強のクレーター

をアスファルトがありきに形成するってのは,3000万kw以上の破壊力が

必要なんじゃねぇのか⁉︎)」


「,,,」


「あぁ,負けるのか俺は,いやだ,嫌だ嫌だ!」


震える足を無理矢理立たせた副総長は

考えることをやめた。


「もう特攻しかねぇよ,環境も仲間も利用して,

総長の復活と同時に仕掛けた猛攻も,音は

響いて居たが多分骨折には至ってない,

しかもくそ手加減してやがる,ははは!

こんな怪物勝てる訳ないだろ!憶測の憶測だが

怒りに応じてパンチ力上昇もしてやがるだろ⁉︎

何したって勝てる訳ねぇだろぅがぁぁぁ!」


そう言うと全力で副総長は真人に駆け出した。


「オラァァァ!(リミッターの外れた奴に

勝つには自分も狂うしかねぇ)」


「,,,」


バゴーン,たった1撃だけで副総長は顔面が

陥没する。


「ガハ(影すら踏めないほどの速さじゃねぅか!)」


こうして幾十人の不良軍団は蹂躙されたので

あった。


「あれ?ここは,,,え⁉︎あの不良の親玉の

龍司に副総長,それに他の不良まで

血だらけだしってか背中痛ったぁぁぁ!」


っと言う風流れがあって皆んな保健室に

行ったとさ。

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