ずるいさけ
さんにんは、ふねをおりて、バラタのくにへとはいります。バラタはとかいのくにです。きかざったひとびとや、はでないろのたてものがいっぱいあります。
「まずどうしようか?」そうりくがいいます。
「わたし、つかれたし、どこかにとまりたいの」ともも。
「それならホテルにとまりなよ」とアイーナがいいます。
「ホテル?」とポンがいいます。
「そう、とまるところ」とアイーナ。
「そうしようよ」ともも。
さんにんは、ホテルにとまることにしました。アイーナにきいてホテルやどかりにとまります。
ホテルやどかりは、バラタのくにのはいってすぐのめだつところにあります。すこしはでなホテルでやすいところです。
「わあ、きれいなところだあ」とももがいいます。
「きれいなけしき」とりく。
「・・・・・・」ポンはだまっています。
「どうしたの?ポン」とももがたずねます。
「うん・・・・なんでもない。このあとはべつこうどうにしよう」とポンが言います。
「べつに・・・いいけど」ともも。
「・・・・・・・・」りくはだまっています。
「それじゃあ、ちゃんとよるにはもどるから」そういってポンはきえてしまいました。
「なによ、ポンったら」
ともも。
「ポンはもてるからね」
とりくがいいます。
「?」とももはふしぎそうなかおをしました。
ポンはあらかじめ、アイーナにきいたバーにいきます。バーシャウ。アイーナはおくのせきにすわっておさけをのんでいるようでした。
「ポン、きたね」
とアイーナ。
「アイーナさん・・・・うたひどいです」
とポン。
「いいのよ。わたし、わがままだから。おやのいでんなの」
「いでん?」
「そうよ」
「おきゃくさん、なにかたのんでくださいな」とバーテンダーがいいます。
「じゃあ、オレンジジュース」
「いえ、ここはおさけだけです。」
「じゃあ・・・・・・りょくちゃはいで」
「いでんっていうのはね、おやからうけつぐかおとか、せいかくとかとくぎのことなの」
「そうですか」
「そう、わたしのはは、はびじんだった。そうしておかねがあってわがままだったの。あんたのりょうしんは?」
「たしかにアポンはがんこでした。あとけんがじょうずだった」
「そうね。あんたのけんはおやゆずり。」そういってアイーナはさけをいっきにのみほしました。
「ポン、あんたもいっきにのみなよ」
ポンはこまりました。
「はい・・・・」
そういってポンはりょくちゃはいをいっきにのみました。
「どう、ほてってきたでしょ」
「ぼく・・・・・あたまがぐるぐる」
「わたしはね、かおのいいおとこがすきなの」
「ぼくもかわいいおんなのこがすきです」
「あんたはかっこいいよ。けんもすごかったし」
「ぼく、アイーナさんすきです」
「ふふ、もっとおとなになったらね・・・・・」
「ぼくまえにウルというこがすきで」
「そんなことききたくないわ」
「ごめんなさい、よってるので」
「いいの、あんたわたしのむすこにしたい。だけどね・・・・・」
「はい」
「あんたはだまされやすいのよ。しょうがないきゅうさいだから。きをつけなさい。よのなかには、あんたをだますひとがたくさんいるのよ」
「そうですか」
「そう。ここのかんじょうはよろしくね」そういってアイーナはいこうとします。
ポンはさびしくなり、むねがくるしくなりました。どういったらいいかわかりません。
「いいの。わたしはあんたきにいってる。またのもうね」
そういってアイーナはいなくなってしまいました。
「ぜんぶで、ろくせんよんひゃくえんです」
そういうこえをきいて、ポンはおとなってずるいとおもいました。
オポの名前、アポンに変わりました。




