おねえさん
そらはかいせいです。ポンはおおきくいきをすいこみました。あおいそら。ポンはあおいそらがすきでした。
「つぎのくにへいこうよ!」とりく
「つぎはどこへいこうか?」ともも
「このあとひがしへ、うみをこえると、バラタのくにだよ」とポン。
「バラタ・・・・かわったなまえだなあ」とりく。
「かわいいおとこのこいるかなあ」ともも。
「ももはこいのことばかりだね」
そうポンはあきれがおでいいました。
バラタはスウラにくらべてとかいで、はでなくにです。コラタからいくには、うみをわたるひつようがあります。
うみ。さんにんはうみをみたことがありませんでした。
だんだんかいがんせんがみえるようになっていきます。
さんにんはだんだんわくわくしてきました。
かいがんはひとびとでおおにぎわいでした。ふねがいくつもいくつもとまっています。
「うみってあおい。これぜんぶみずなの?」ともも。
「たびびとだね。ずいぶんこどものたびびとたち、ここからは、ふねで、バラタのくにまでいくひつようがあるんだ」とふねのちかくのひとがいいます。
「ふね?」ともも。
「そうふね、さんにんぶんでさんじゅうまんえんになるよ」
「たかいです」とポン。
「たかいですよ」とりく。
「のらなければ、バラタのくにまでいけないよ」
「・・・・・・・・うーん」
「ちょっとおまちなさいな」とどこからかこえがします。
「これはアイーナさん」
「まだぼろいしょうばいしてるのね。ふだんはひとりいちまんでしょ。こどもをだますなんてなさけない」
「これはどうも・・・・」
「さんにんでさんまんにしなさい」
「わかりました」
「おねえさん、どうもありがとう」とポン。
「いいのよ、ぼうや、としは?」
「きゅうさいです」
「わたしはアイーナよ。ポンね、けんとうししあいにでていた」
「そうです。またでます。」
「そう。たのしみにしているわ」
「ポン、かおあかいわ」ともも。
ポンはこのときまだこのあと、なにがじぶんにまっているのかわかっていませんでした。




