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旅立ち
ある時、ポンは、一人で剣のけいこをしていました。
剣をきたえることは、世界の平和のためにじゅうようです。
なぜならポンは剣の腕前がくにで一番だったのです。
けれどもポンはある日、がっこうのじゅきょうで外の世界があることを知りました。
そのことをある日、ももとりくに話しました。
「世界って広いんだって。このスウラのくにのさんびゃくこぶんあるんだって」
「そう。先生はそう言ってたよ」
りくが言いました。
「でも歌が一番うまいのは、わたしかな。だってアテサよりうまいんだもん」