第三話 最強の人間
少し描き方を変えました
柳にそう話しかけられた俺はこう言葉を返した
黒谷[嫌な予感しかしないが一応聞こうか]
柳はふふっと不適な笑みを浮かべ話の内容を喋った
柳[君は今この学園でなんて言われてるか知ってる?]
黒谷[知らないし興味もない]
俺はそう答えると柳は俺の噂や話しかけた経緯を話した
柳[今のを聞いてどう思いますか?]
黒谷[別に、]
柳[あなたはあまり自分に興味がないのですね]
俺は自分に興味がないわけじゃない、ただ自分を知り尽くしているだから自分の限界以上の期待はしないだから噂が立とうがどうでもいい
黒谷[俺は自分に興味がないわけじゃない昔は自分の限界を試したり身の丈に合わない挑戦の場に身を置いていたさ]
柳[それも"昔"はなんですね今はどうなんですか?]
黒谷[今は自分の全てを知っているからな限界を試したり身の丈に合わない挑戦をしようとも思わない]
柳はならとつけてこう言った
柳[私と闘ってみませんか?]
俺は動揺を隠せなかったなぜなら最強の人間が自分と闘うと言ったのだから
黒谷[なんだそれ俺を試してんのか?]
柳[そうですよ]
黒谷[俺に闘うメリットは?]
柳[ありませんねでも私と手合わせすればまた自分に興味が出てくるかもしれませんよ?]
黒谷[俺は別に自分に興味を持ちたいわけじゃない]
柳は俺にとって最大の弱点となるカードを切ってきた
柳[板野真]
黒谷[!!!]
俺はその名前を聞き体が固まる
柳[あなたは随分と彼に執着してるように思えます大事なのでしょう?彼が]
黒谷[なんかしたのか?]
柳[さぁどうでしょうねでも私はどの力があれば人を殺したり傷つけても問題ありませんのでさてあなたは闘う理由ができましたがどうしますか?]
黒谷[選択肢になってないな]
柳[?]
黒谷[闘って俺が勝ったとしても負けたとしても板野がお前らの手の中にある証拠はない俺がお前を傷つけたと言う発言をお前がするだけで俺は学園から追放か処刑だ
闘わなければお前は何もできない]
柳[なぜですか?]
黒谷[闘わなければお前は俺との接触機会を失う板野を殺せば俺は復讐か不接触かを選ぶ権利は俺にある]
柳は何も言い返してこない図星だからだろう
黒谷[俺に心理戦で勝ちたいならもうちょいましな頭持ってくるんだな]
俺はそう言ってその場を離れた
柳視点
[くそ!やっと彼と接触できたのに!]
彼の言うことは正しい現に私は言い返せなかった
悔しい!私から心理戦を仕掛けたのに全てを見透かされた!彼がこの学園に招待された理由がわかった
彼は私に勝るとも劣らない頭脳を持っている!
[はっ、ますます興味が出てきますね]
翌日俺はいや俺と柳が学園長に呼ばれていた
学園長[えーおっほん君たちが廊下で言い合いをしていたところを多くの教職の方々や生徒が見たと言う情報が回ってきたんだが何があった?]
黒谷・柳[別に何もありません]
学園長[うーむそうは言ってm]
黒谷・柳[何もありません!]
学園長[そ、そうかい、すまないね時間をとって]
柳[いえいえ!こちらが騒ぎを起こしたのが悪いので謝らないでください!]
黒谷[別にあんたが謝ることではないだろ内容も知らないのに上部だけの情報を上にながしたんだ間違いなんて起こらないわけない]
学園長[ははっ2人とも優しいね私を気遣ってくれるなんて
君たちはいい生徒になる、私にはわかる]
柳[!!]
黒谷[そっすか、]
その後
柳[あなたがいい生徒になる未来が見えませんあの学園長の眼は節穴なんですかね]
黒谷[その言葉そっくりそのまま返すわ]
俺たちはそのあと道なりに帰った
そして学園では無人島サバイバルが開始された、
次回 第四話 学園の闇