天色のメモ 三百年後の君へ
出会ってくれて、ありがとう。
三百年後も、僕はずっと君のファンだ。
僕は君の文に恋をした。
綺麗で真っ直ぐで、僕の心に衝撃をくれた。
死にたがりの僕は、君の文に縋った。
そして死ぬまで君のファンでいようと誓ったんだ。
僕は殺される。
この社会に。
そして、自らの脆弱さに。
それでも、ひとつだけ。
僕は君の文が好きだ。
僕の捻くれた腐った考え方を、優しく肯定してくれている気がして。
僕のくだらないこの命を、大事に包んでくれている気がして。
毎日君の文を読んで、
今日も頑張ろうなんて思えるんだ。
君の文があるから、
僕は今日も歩くんだ。
なかなか前へは進めずに、
その場で意味もなく藻掻いているけれど、
そんな僕を肯定してくれた君には大いに感謝しているんだ。
出会ってくれて、ありがとう。
三百年後も、僕はずっと君のファンだ。
僕のメモはここで終わり。
次はあなたの番さ。
いつか空を飛べる日がくることを願って。