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退屈な日常に飽きたのでこの世界を破壊します  作者: 遠近両用メガネ
プロローグ 異世界へ
2/3

退屈な日常より異世界が好きだとバレてしまった

ん?え?は?


「何で制服姿の大空さんがここにいるんだ? 

しかも僕の寝室に...

それにしても大空さんの顔近くで見るとやっぱりかわいいな いやいや落ち着け俺 今まで彼女が

いなかったからとはいえここで興奮などしてしまったら俺の男としての威厳が無くなってしまう

ここは落ち着きを見せる時だな...」


「何だい?大空さん?いや希さん?」


希があきれながら


「話聞いてた? 目が泳いでる健斗君」


「すまん 内容が飛んだ」


それを聞いた希は、はあっとため息をついて

もう1度説明する。


「じゃあ改めてもう一度 健斗君

この世界に退屈してない?」


「退屈? 特にしてないけど強いて言うなら毎日学校と家との往復 友達とのコミュニケーション

何度やっても終わらない勉強 そして今希がいるというつまり今のこの状況だな」


「結局退屈だと思ってるんじゃない!」


そう言うとムスッとする希。


「で? それで何で俺にそんなこと聞くんだ?」

健斗が希にそう聞き返す。


「そうそう そんな感じで毎日を退屈そうに

過ごしている健斗君に提案を持ってきたの」


そういって健斗に提案を持ちかける希


「ふーん そう言われると聞きたい!と言うところだけどその提案だと怪しさ満点だな。

パスしていいか?」


希の提案を最速でスルーする健斗。


「ちょっと待って 提案はさせて

お願いお願いお願い〜」


希が健斗の顔を見ながら何度もお願いする。


その熱量に押された健斗は面倒くさそうにしながら


「分かった! 話は聞く話は だけどややこしそうだったら聞くのやめるぞ」


その言葉を聞いた希は顔全体に笑顔を広げ

「ありがとう! じゃあ早速だけど異世界に

興味は..」


「ない」

健斗がハッキリと言う。


その答えで

健斗に話を途中で止められた希は

「えー 最後まで言わせてよ 異世界で暮らせるチャンスの事を」

そう言って最後まで取っておいたオチを少し喋る

希。


「異世界で暮らせるチャンス?」


希に聞き返す健斗。


「そう!男子高校生なら一度は憧れる異世界生活の

チャンスを君に!」


ミュージカル女優のように喋る希。


学校でこんなに楽しそうにザブカルの

話をしている希を見たことがなかったので

驚いている健斗。


「盛り上がってる所悪いが異世界には興味は無いぞ?」


「へ?」


キョトンとする希


「俺は確かに退屈しているとは言ったがこの生活が

嫌なわけじゃない。」


希にそう伝えた健斗。


「じゃあここにあるのは何かな?」


小悪魔的な表情で

そういって部屋の棚をを開けた希。


そこには健斗が隠していたであろう最近の

アニメの流行である異世界系グッズが


たくさん並べて飾ってあった。


それを見つけられた健斗。


「俺の推したちが見つかった...」

思わず言葉に出してしまった。


今まで親にも見つからずに隠してきた物を

初めて見つけた相手が同じ高校の同級生しかも女子となれば恥ずかしさは倍増。


健斗は数を真っ赤にした。


「何だー 異世界やっぱり興味あるんじゃん」


異世界グッズについて反論したいが異世界に興味あるのは事実なので黙って頷くことにした。


「じゃあ君が異世界に興味がある事よーく分かったから早速異世界に行く準備始めようか。

まあ準備といってもこのわたしに異世界に行きたいと言うだけでいいからね」


もう異世界に興味があるのが希にバレてしまったし、気持ちを切り替えて楽しんでやる。


そう思い希に返事を返す。


「分かった。」


のぞみの横に立ち言われた言葉を叫ぶ。


「異世界に行きたい。」


大きな事で叫んだ後気になる事を思い出した。

そういえば...

希の話がスピーディーに進んでいるので忘れていたが希は何故異世界に行く方法を知っているのか?


それを希に聞く前に体は光りだし自分の姿が消えていく。


「詳しい事は異世界に行ってから教えてあげるよ。」


そう健斗に伝え健斗を見送る。


俺の退屈な日常は今終わろうとしていた。






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