退屈な日常との別れ
今までにない小説が書きたくて複数転移ものを書いてみました
ちょっと暇な時 異世界物好きな方に是非読んでいただきたいです
「今日も1日つまらなねぇなあ」
鈴木健斗はそう言い今日もため息をついていた。
彼がこの言葉を口にするのは小学生の時からで
勉強 運動 人並み
人間関係 トラブルもなく
そして髪型も黒髪ストレート 普段着も白Tシャツ
黒ズボンと周りの人から見れば
普通、もしくは 無個性と言われるような
そんな男である。
そして高校生になった今も帰宅部としての
活動中 自宅へと向かっていた。
「今日も色々カラオケとかに誘われたけど
全部断って今ここにいるんだよな...」
人と過ごすのは嫌いではないが疲れるという理由で
上手い理由を探していつも誘いを断っているのだ。
「ふああ」
大きなあくびをしていると前方から口周りに
ひげを生やした30代くらいのおじさんが走ってきた
端によけたが同じ方向にお互い避けたためぶつかった。
「危ねえなあ 気をつけろ」
本来なら自分からぶつかっといてその態度はなんだ?と言ってやりたいところではあるがグッと言葉を飲んで
「すみません」その一言で留めた。
そして男が走り去っていき自分も帰ろうと前を
向いたらさっきぶつかった場所に茶色のカバンが
落ちていた。
そのカバンを見ると
「大空希」と名前が入っていた
さらに自分の高校の校章がしっかりついていた。
「ヤバっ あのおっさん女の子のカバン引ったくって
逃げてたのかよ」
少し寒気を感じていると
目の前に息を切らした黒髪ロングの女の子
大空希が立っていた
性格は優しく目が大きくスタイルも俗に言うモデル体型というやつでしっかりしているため学校内の人気だけではなく
男が思わず振り返ることも多い人だと話は聞いていた。
自分から話しかけたことは無かったけど
いざ目の前に立たれると自分の身長より高く
キレイな女の子に見られているというだけで緊張してしまう。
「あなた私と同じクラスの子?」
「そうだけど...」
「私のカバンなんで持ってるの? あんたがさっきのおじさんにカバン取ってくれって頼んだの?」
学校での優しい彼女からは考えられないほどの質問攻めで思わず面を食らった俺は
「違うよ 俺はそのおじさんが落としたカバンを拾っただけ」
「ふーん それならいいや とりあえず ありがとう」
そう言って彼女は俺の手にあった自分のカバンを持ち
僕の反対側へ歩いて行った。
「あの子が鈴木健斗君か...」
そしてその日の夜、いつも通りTVを見ながら寝落ちしてしまっていた。
目を覚ますとつけっぱなしにしていたTVと部屋の電気が消えていた。
ふと正面を見ると目の前に大空希が立っていた。
そして大空希はそのキレイな整った顔を近づけ、
こう言った。
「この世界を破壊してみる?」
ここから先は小説が書き終わったら
すぐ投稿していきます。
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