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四天王VSマフィア  作者: Mr.後困る
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集まる要職

王国の首都キングスシティ、 王国で最も険しい山岳地帯に建設された街で

攻めるは困難、 守るは容易、 そんな首都の王城で項垂れる

新国王キング・レオニコイド、 彼の父親キング・スナイダーが

勇者の暗殺未遂により失脚した為、 彼が王座に就いたのだが問題が山積みである。


前王王妃エリザベール・トゥーンは元々愛の無い無理矢理な結婚の上に

前王がひた隠しにしていた生家の村が潰された事に怒り離婚し修道院に入った。

元老院が勇者暗殺に肯定的だった為、 議長を含めた大部分の粛清。

勇者に対する報酬等々課題は山積みである。


「殿下、 じゃなかった陛下!! 大変です!!」

「何だ・・・」

「マリラーシティにて四天王の最後の一体が潜伏していると思われる情報が!!」

「・・・・・」


どたり、 と机に突っ伏すレオニコイド。


「頼む、 私を殺してくれ」

「陛下!! お気を確かに!!」

「馬鹿、 正気でこの量の仕事を捌けるかよぉ!!」

「こうなったら臨時で会議を開いて見るのは如何でしょう!?」

「くっ・・・ならば要職共を呼び集めろ!!」


30分後、 王国の要職に就く者達が呼び集められた。


「陛下、 牢屋から出して頂きありがとうございます」


宰相のテルテ・ツィッド、 勇者暗殺に反対し

スナイダーに牢屋に入れられていたが解放された。


「クライド、 只今参上仕りました」


王国騎士団長カル・クライド、 大した作戦能力を持たないお飾りに等しい人物。


「は、 初めまして皆さんムルスト・エンディです」


ムルスト・エンディ元老院議長、 初老の男性だが

先代の議長が更迭されたので新参者。


「おぉっほん!!」


ピーク・エルンイス教皇、 国内最大規模の宗教の最高責任者だが

勇者アァアァは神職を信じない全く信用していない為、 かなり冷遇されている。


「いやはや、 皆様おはようございます」


国内最大手のナイソー商会の会長パーポル・ナイソー。

勇者アァアァパーティには多大な支援を行っている。


「どうもどうも皆様お変わり無く」


冒険者ギルド総元締めステート・バックホルン

パーポルと癒着していると噂になっている。


「ふわぁ・・・失礼・・・昨日はパーティでしたので・・・」


マミ・ミーアエット大公、 女性ながらも斬新な改革や発明で

貢献している女傑、 裏では黒い噂もある。


「諸君・・・良く来てくれた・・・」


瞼に隈を作りながらレオニコイドは力無く言った。

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