夏祭り
あたしの好きな花火。
大好きなあなたに誘われて。
嬉しくて、
浴衣も買ってもらった。
花火の光を浴びたあなたはどんなに美しいだろう。
火花とか飛んできたら助けてくれるかなっ
って想像して顔がニヤニヤ!
絶対に決めます。
告白します。
決めて行ったのに。
なんでですか?
なんで冷たくなってるの?
まだ伝えてないよ。
その気にさせといて何ですか?!
花火の光でみるあなたの横顔楽しみだったのに。
自殺してしまったら
何も救えないじゃないですか?!
聞けないじゃないですか?!
何で今なんですか?!
残されたあたしは…
恋人にもなれもしなかったあたしはあなたの骨も見れません。運んであげることができません。
でもあたしは一途にあなたを愛します。
時がたち、
10年たった今、
あなただけを愛することができなくなりました。
人間とはどんなに悲しい生き物なのでしょう。
今でもあなたを忘れたことはありません。
忘れることができません。
ありがとう。
あたしを生んでくれたお父さん。
あたしはあなたに何もしてあげられなかった。
大人になった事も知らないでしょう?
つらいけど、
あなたを胸に生きたい。
夢でもいいから
あたしの子供を抱っこしてほしい。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
幸せをくれたのはあなたです。
簡単に終わってしまいましたが、あたしの今の気持ちではこれが精一杯でした。
ありがとう。




