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~CRISIS NIGHT ~   作者: 神風
Ⅱ章 休日~エリート部隊交戦編
8/19

 第8夜 熱闘前の昼

「バーカ!!忍びの足をナメてんじゃねぇ!!」その言葉には確かに説得力があった。


「おいそこ!!早く座れ!!」弐剣が言った。最後に来たのはビート達だったからだ。


ビート達はビルの居る場所に腰を下ろした。

座ると間もなしに、話を始めた。


「え~今日が最後の休日となる!明日からは地獄の第3試験だ!第3試験は今日までの生活が天国と思えるほどに苦しい。その自覚を忘れるな!以上!!」


そういい、話が終わると思った。が、次の言葉で彼らは驚いた。


「それでは元帥、どうぞ。」そう言って、弐剣は受験者達の方へ寄った。


すると弐剣が話をしていた場所の下の床が動いてステージのような形になった。

その上にはダイルが乗っていた。


「じゃ、第2・5試験始めるぞ~」その言葉は受験者達を驚いた。


「おい、どういうこと?」「どうなってんだ?」「うそだろ・・」「さぁ・・」


疑問の声が多数上がった。この事は受験者は誰1人聞いていない。

もちろん、この状況を理解しているものも

1人もいない。


「あれ?みんな聞いてないの?おい!弐剣しっかりしろよ~」


「えっ・・・・私はそんな事は聞いて・・・フォグア!」


弐剣はその場に倒れた。

用意していたのかダイルは弐剣に石を投げつけていた。


「面倒だな~。えっと、すごく簡単に説明すると、お前らの中で俺と戦いたいって奴が立候補して、勝ったら第3試験を受けずに合格。負けたらそこで、さようなら。それだけだ。」


受験者達は驚愕した。勝てば第1試験より辛いであろう第3試験を受けずに合格することができる。が、相手は元帥、負けたら第3試験を受ける所かその場で脱落。当然ながらリスクが高すぎる。これなら石橋を叩いた方がいい。石橋を飛び越えて落ちるわけに訳にはいかないのだ。

だが、立候補者がいたのだ。いないであろう、立候補者が。

その受験者は起立した。足元からは「やめとけって・・」「死ぬかもしれないぞ?」などの声が多数聞こえた。そんな声を聴いていないのか、彼は言った。


「俺がいくぜ!勝負してくれ!」その少年は≪またも≫受験者達の心を熱くした。


「おまえか?R・ビート。」ダイルは決して゛ビート゛とは呼ばなかった。

しかも一切の贔屓ひいきができない。悪魔で、『試験官』と『受験者』なのだから。

だが次の言葉はビートが知っているダイルとは別の目で、別の口調で言葉を発した。


「覚悟はいいな・・・後悔すんじゃねぇえぞ。」そういうと【DESU】の端から観客席のようなものが上がってきた。

【DESU】のダイルが登場した中心部の大穴は通常【HELL HOLE】と呼ばれており、落ちる、あるいは入って出てきた者はいないという。

また【DESU】の円状になっている端の部分は4方に橋が架けられているだけで、残りは穴になっている。

その穴は観客席になっていている。しかもそれに囲まれ、逃げ場はない。だが幸いなことに、【HELL HOLE】は閉じられていた。


「俺だって本気マジだぜ・・・いくぞォォォ!!!!」


ビートは素手で向かっていった。その姿を1番見ていたのはビル、白、リールだった。受験仲間として、否、友として。

ビートは左腕でダイルに殴り掛かった。が、その拳は右手に掴まれていた。

ダイルは左手に持った剣でビートを切ろうとした。

ビートは足を上げて顎を蹴った。外した、違う、避けられたのだ。

が、左手は自由になった。バックステップで距離を取り、再び向かっていった。

ダイルがビートに向かって斬ると、ビートはダイルの後ろにいた。


「そうか・・・お前、飛べたんだったな!」そう言ってジャンプして斬りかかってきた。


ビートはそれをしゃがんで避け、腹部を剣で切った。

「グッ・・」という声を無視し、背中に回り、左手で思いきり殴り飛ばした。

観客席にぶつかったダイルは煙でよく見えなかったが油断はできなかった。

ビートは後ろに殺気を感じた。黒い食虫植物。


「ダークプラントか!」なんとかアルカナ・クラウンを使い、ダークプラントを破った。


が、休息もつかの間、ビートは剣でダイルの剣を止めていた。

だが、背中に激痛を感じた。そう、まだダークプラントは残っていたのだ。

ビートは下に落下した。落下中のビートにダイルは空中から斬りかかった。

ビートは観客席の電流網に叩きつけられた。

またしてもそのまま下に落下して倒れた。電流が体にほとばしる。

だが、ビートは立ち上がった。荒い息を吐きながら。

ビートは右腕の鋼鉄の手袋を取りながら小声で言った。


「ヘヘ・・・こっからが本番!!」そのてぶくろは右腕から外されていた。


ビートは膝を曲げ左腕を前に突出し、右腕を思いきり後ろに引いた。

右腕を前に突き出したかと思うと、ダイルは血を吐き、胸を殴られ、吹き飛ばされていた。

その手は明らかに人間の物ではなかった。

ダイルが剣を構えて向かってきた。ダイルは右腕を斬った。

だが、その腕は鋼鉄のように硬かった。ビートは右腕でダイルの右頬を殴った。

吹っ飛んでいるダイルに滑空で追いついたビートは膝で腹を思いきり打ち、両手で叩きつけた。

受験者達は歓喜の声を上げた。

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